ニュース
デジコン編集部 2025.8.20

大林組が全国現場でWEB注文システム本格導入。建設機械・工器具の注文業務をデジタル化

ゼネコン大手の大林組は、SORABITOが開発したWEB注文システムを全国の自社建設現場に2025年5月26日より本格導入した。

同システムは建設機械レンタル会社向けSaaS「i-Rental 注文」をベースにカスタマイズされており、現場の工事用機材調達業務の効率化と標準化を推進する。

画像・動画カタログで直感的な機材選定を実現


従来、大林組では全国の現場で使用する工事用分電盤や測量機器など保有機械の注文受付けを、メール・電話・FAXを通じて行っていた。

商品の仕様確認や在庫照会などの都度確認にかかるコミュニケーションコストを削減するため、新たなWEB注文システムが導入された。

同システムでは、画像・動画付きのカタログから直感的に工事用機材を選定でき、手順に従って注文することで必要情報の伝達漏れも解消される。


注文者と受付者双方の工数削減効果が表れており、属人化や電話・FAXのやりとりでのミス削減を実現している。

単なる注文返却連絡手段ではなく、従来管理システムで行っていた発送入着情報管理の一部を本システム上で連携処理可能に開発されている。


新たな処理手間が発生しないよう、既存システムとの統合を重視したカスタマイズが施されている。

本導入は昨年度からの運用テストを経て全国展開に至ったものである。

従来の自社工事用機材管理システムの機能を損なうことなく注文返却受付業務のDXを実現した事例として、建設業界における資機材運用のあり方を牽引する取り組みと位置づけられている。






印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。