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デジコン編集部 2025.6.17

ARAV。自動油圧ショベル「ヨイショ投入くん」を日立建機ZX200A-7・ZX330A-7に対応。2026年度中目標でCAT製以外に拡大

ARAVは、自動(無人)油圧ショベルRX「ヨイショ投入くん」について、日立建機製ZX200A-7およびZX330A-7を適用することで合意した。

本接続は、これまで対応していたCAT320から対応機種を拡大するものとなっている。

LiDAR自動認識と後付け方式で単独オペレータによる複数台管理を実現


土木建設業界では、人手不足やオペレータの高齢化対策などを背景に建機自動化のニーズが高まる中、同社では専門知識がなくても、現場の単純作業を自動化することで、ひとりのオペレータで複数建機の作業管理を可能にし、現場全体の生産性向上を可能とする「ヨイショ投入くん」を開発した。

「ヨイショ投入くん」は、CAT製建機への機器の後付による自動化の実現を前提としてきたが、導入を検討している顧客から「CAT製以外の建機にも導入したい」との声を多数受けていた状況である。

こうした顧客の声に応えるべく、ARAVは、日立建機と、2026年度中を目標に「ヨイショ投入くん」の対応機種として日立建機製ZX200A-7およびZX330A-7を適用することで合意している。

これにより、より多くの現場において自動投入ソリューションの導入が可能となる。

対応機種追加は日立建機ZX200A-7、ZX330A-7で、対応方式は従来と同様にARAV製遠隔装置「Model E」による後付け方式を採用する。





主要機能としては、LiDARによる掘削対象の自動認識、ボタン一つで無人稼働の開始、有人・無人のモード切替対応、単独オペレータによる複数台管理を支援する仕組みを備えている。

同社では「ヨイショ投入くん」の対応建機を順次拡大していく方針である。

また、現場からのフィードバックを受けて、掘削精度の向上や、視認性の改善、安全機能の追加といった機能強化も進めていく計画となっている。

2025年6月に開催される建設・測量生産性向上展「CSPI-EXPO 2025」において、CAT製建機に搭載した実機の展示ならびにLIVE中継デモを予定している。

会場では、日立建機ZX200A-7実機の展示は行わないが、専門スタッフが本接続対応に関する技術仕様の詳細解説を行う予定である。




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デジコン編集部

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