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デジコン編集部 2026.8.13

Liberaware、距離・傷測定機能を備えた新型ドローン「IBIS2 Chainage」を発売。下水道管路の「No Entry点検」を高度化

CONTENTS
  1. 改正下水道法で点検の精度が焦点に。位置と傷を記録できない従来の課題
  2. GPSの届かない地下でも位置と傷をデータ化。500mmで最小1mm幅を測定
Liberaware千葉県千葉市)は、既存の狭小空間点検ドローン「IBIS2」シリーズに距離測定機能・傷測定機能・報告書作成機能を新たに搭載した最新モデル「IBIS2 Chainage(IBIS2 C)」を、2026年7月24日より発売した。

老朽化が進む下水道などの屋内インフラ点検で、作業員の安全確保と調査効率の向上を両立するモデルである。

改正下水道法で点検の精度が焦点に。位置と傷を記録できない従来の課題


近年、下水道をはじめとするインフラでは、老朽化に起因する道路陥没などの事故リスクが増大している。

2026年7月15日には参議院本会議で「改正下水道法」が可決・成立した。

同改正法は、下水道管を点検する際の診断基準を明確化し、自治体に点検結果や対策状況の公表を義務付けており、今後は透明性と精度の高い点検データの蓄積が不可欠となる。

一方、従来の管内点検には課題もあった。

Liberawareはこれまで、安定飛行を可能にした点検ドローン「IBIS2 Assist」を提供してきたが、目視外飛行を伴う管内点検では、地上の操縦士や現場関係者が機体の現在位置を客観的に把握しにくかった。

加えて、撮影後の動画データに距離情報が記録されないため、異常箇所の位置把握が難しいという難点があった。

GPSの届かない地下でも位置と傷をデータ化。500mmで最小1mm幅を測定


今回の「IBIS2 C」は、こうした課題を解消し、人が管路内に立ち入らない「No Entry」の点検・調査を高度化するために開発された。

従来のサイズや重量、制御技術を維持しながら、新たに搭載したのが「距離測定機能」と「傷測定機能」だ。

これにより、GPSの届かない地下空間でも、異常箇所の位置と傷の大きさをデジタルデータとして記録できる。

距離測定機能では、アンテナユニットから飛行中の機体までの距離を、操縦用モニターにリアルタイムで常時表示。

飛行終了後の保存データにも距離情報が付与されるため、撮影映像と距離を紐づけて確認できる。

傷測定機能は、撮影データ管理アプリ「IBIS Plus」上で対象物の寸法を測定するものだ。

画面上の傷を指定すると、距離センサーに基づき推定した長さが表示され、機体の位置情報も同じ画面で確認できるため、傷の位置と大きさを一体的に把握できる。

撮影距離500mm(50cm)において、最小1mm幅の測定が可能だという。

さらに、取得した距離データや傷写真などは「IBIS Plus」で即座にレポートとして出力でき、報告書作成業務の効率化にもつながる。

なお、報告書作成機能はソフトウェアのアップデートにより既存のIBISユーザーも利用できるが、距離・傷の測定機能は「IBIS2 C」で撮影した動画データのみに対応する。








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