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デジコン編集部 2026.9.16

足場の拾い出しを6〜8時間から20分以内に。NITACO、図面から部材30品目まで算出する「足場積算AI」を提供開始

CONTENTS
  1. 手作業で属人化する足場積算。拾い漏れや見積遅れが課題
  2. 積算手順を自動化、4工法・30品目に対応。単価と元請様式のままExcel出力
    1. 積算の手順をそのまま自動化
    2. 4工法への対応と自動集計
    3. 自社の単価マスタと元請様式のままでのExcel出力
  3. 個社開発型で提供。図面差し替えも差分を自動反映
建設業界に特化した営業代行・BPO・AI開発を手がけるNITACOは、足場工事の積算に特化したAIサービス「足場積算AI」の無料デモ受付を開始した。

平面図・立面図をアップロードすると、AIが建物の寸法を読み取り、スパン割りから掛面積、支柱・布材・アンチ・ジャッキベースといった部材数量までを算出する。

これにより、1棟あたり6〜8時間かかっていた拾い出しが、アップロードから内訳書の出力まで20分以内になるという。

手作業で属人化する足場積算。拾い漏れや見積遅れが課題


足場工事の積算は、引き合いが来るたびに、図面をスケールで当たってスパンを割り、層数を数えて部材を数えるという同じ作業を最初からやり直している。

延べ1,200㎡前後の外部足場で、1棟あたり6〜8時間を要し、図面が差し替わるたびに掛面積からやり直しになる。

さらに、スパン割りの組み合わせはベテランの頭の中にあり、担当者が変われば部材数も金額も変わってしまう。

隅角部や階段、朝顔、壁つなぎといった付帯部材は拾い漏れが起きやすく、現場で不足が判明してから追加運搬が発生する。

加えて、積算できる人材が限られるため、引き合いが重なると見積を出せず、取れたはずの物件を落とすことにもつながっていた。

NITACOは、この拾い出しの手順そのものをシステム化するために本サービスを開発した。

積算手順を自動化、4工法・30品目に対応。単価と元請様式のままExcel出力


「足場積算AI」の特徴は以下の通り。

積算の手順をそのまま自動化


平面図・立面図から通り芯・外周長・階高・開口を認識し、面ごとに建地間隔を割り付けて隅角部の納まりと層数を決定する。

スパン数と層数から支柱・布材・布板を展開し、メッシュシートなどの養生材は掛面積から枚数に換算する。

紙図面のスキャン画像にも対応し、寸法線がない図面でも基準寸法を1箇所指定すればスケールを割り出す。

4工法への対応と自動集計


くさび緊結式・枠組・単管・吊り足場それぞれに個別の積算ロジックを持ち、躯体部材から安全部材、昇降設備、付帯部材、養生材、仮設・搬入、費用項目まで、30品目以上を工法別に集計する。

自社の単価マスタと元請様式のままでのExcel出力


使用中の単価表やリース料率、歩掛を取り込んで金額まで算出し、元請指定の内訳書様式や自社フォーマットに合わせたExcelで出力するため、転記や体裁調整が不要だ。

なお、AIが判断に迷った箇所は「要確認」として色分け表示し、担当者がその箇所と現場条件だけを見て調整する運用を想定する。

数量をそのまま鵜呑みにする使い方は想定していないという。

個社開発型で提供。図面差し替えも差分を自動反映


手作業と比べると、延べ1,200㎡前後の外部足場で、拾い出し時間は6〜8時間から20分以内に短縮される。

図面差し替え時も、手作業では1回につき半日かかっていたものが、再アップロードで差分を自動反映できる。

付帯部材は自動計上され、積算経験者に限られていた対応も、条件を選んで確認するだけのため事務担当でも可能になるとしている。

なお「足場積算AI」は、決まった型のパッケージ製品ではなく、企業ごとに構成を設計して提供する個社開発型のサービスだ。

対応工法や図面形式、取り込む単価マスタ、出力帳票に合わせてシステムを構築し、導入後も運用状況に合わせて調整を続ける。







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