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デジコン編集部 2026.9.7

JFEエンジニアリングと丸五、現場の声から手指保護手袋を共同開発。挟まれ時の衝撃緩和と作業性を両立

CONTENTS
  1. 保護性能だけでは足りない。「手が痛い」「指が曲げづらい」現場の不満
  2. 専門メーカー丸五と協業。指先の保護・伸縮性・脱着性を改善
  3. 作業者500名以上が愛用。「まもるくん#930」として販売
JFEエンジニアリングと丸五(岡山県倉敷市)は、作業現場で働く人々の手指の挟まれ時の衝撃緩和と、作業性の両立を目指した保護手袋を共同開発し、丸五で製品化して販売を開始した。

JFEエンジニアリングのガス導管工事現場の作業者の声をきっかけに開発したもので、建設現場に限らず、設備メンテナンスや物流、製造など、手指の挟まれリスクのある幅広い現場での活用が期待される。

保護性能だけでは足りない。「手が痛い」「指が曲げづらい」現場の不満


JFEエンジニアリングの西日本導管建設センターでは、手指の挟まれ事故防止を目的に、2023年から市販の手指保護手袋を導入した。

しかし作業者からは、「手が痛い」「指が曲げづらい」「物がつかみにくい」「脱着しにくい」といった声が上がった。

保護性能だけでなく、日々の作業で違和感なく使える作業性も不可欠であることが明らかになったのである。

そこで、協力会社も含めた作業者約100名を対象に、手袋の必要性説明や疑似体験、要求性能に関するアンケートを実施し、現場ニーズの把握を進めた。

専門メーカー丸五と協業。指先の保護・伸縮性・脱着性を改善


アンケート結果と、国内外約30種類の手袋の評価を踏まえ、着装時の違和感が少なく、保護性能と作業性のバランスに優れた丸五製の手袋に候補を絞り込んだ。

丸五は、1919年の創業以来、地下足袋をはじめ、安全靴・作業靴・手袋など、働く人を足元・手元から支える製品づくりを続ける専門メーカーだ。

同社が販売する手甲保護用手袋「まもるくん#910」が作業性に優れていたことから、JFEエンジニアリングは現場ニーズをさらに反映した手袋の共同開発を依頼し、開発に着手した。

開発品では、既製品の課題であった、指先までの保護範囲、手甲部の伸縮性、手首部の脱着性の3点を改善している。

具体的には、指先まで緩衝セルを拡大するとともに、手の甲側にゆとりを持たせて曲げやすさを向上させ、手首には面ファスナーを採用して脱着性も高めた。

なお、緩衝セルの色にはJFEカラーであるブルーを採用している。

作業者500名以上が愛用。「まもるくん#930」として販売


完成した開発品は、実際に使用した作業者から、「痛くない」「曲げやすい」「脱着しやすい」「作業中の安心感がある」といった評価を得ている。

本開発品は、丸五がJFEエンジニアリング監修の共同開発製品「まもるくん#930」として製品化し、2026年4月から販売を開始した。

すでにJFEエンジニアリンググループの各現場を中心に、作業者500名以上が愛用しているという。



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デジコン編集部

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