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デジコン編集部 2026.9.4

ウェザーニューズ、ドローン向け「低高度気象データAPI」を提供開始。上空4,500mまでを高度10m単位で予測し、目視外飛行を支援

CONTENTS
  1. 「点」の観測では足りない目視外飛行。飛行ルート全体の気象把握が不可欠に
  2. 局地的な突風もタイムリーに捕捉。緯度・経度指定でUTMに組み込み可能
ウェザーニューズは、ドローンや次世代エアモビリティの安全運航を支援する「低高度気象データAPI」の提供を開始した。

ドローンなどが飛行する地表から上空4,500mまでを対象に、高度10m単位・250mメッシュの「高解像度気象予測」や、10分更新の「実況解析データ」などの気象データをパッケージ化したものである。

「点」の観測では足りない目視外飛行。飛行ルート全体の気象把握が不可欠に


これまでのドローンの運航は、操縦者が現場で機体を直接確認する「目視内飛行」が主流で、現地の観測器や目視で飛行の可否を判断するのが一般的だった。

しかし、有人地帯での目視外飛行(レベル4)の社会実装が進み、1人のオペレーターが遠隔地から複数機を監視・制御する「一対多運用」が本格化している。

さらに、空飛ぶクルマの商用運航を見据えたインフラ整備も加速するなど、運航管理のあり方は大きな転換期を迎えている。

現地に人がいない目視外飛行や遠隔運航では、離発着場だけでなく飛行ルート全体の気象状態を、デジタル上で網羅的に可視化することが求められる。

そのためには、点での確認にとどまらない広範囲かつ高頻度な「実況解析データ」と、事前に安全なルートやスケジュールを組むための高解像度な「気象予測データ」の双方が欠かせない。

局地的な突風もタイムリーに捕捉。緯度・経度指定でUTMに組み込み可能


本APIは、地表から上空4,500mまでの空域を対象に、独自の「高解像度気象予測」や「実況解析データ」に加え、気象庁の局地モデルやアメダス、雨雲レーダー、独自の視程距離・雲底高度予測などをパッケージ化して提供する。

主力となる「実況解析データ」は、高度10m単位・250mメッシュの高解像度データを10分更新で提供する。

アメダスなどの観測データを独自技術で面補正(同化)しているため、積乱雲に伴う突発的な局地風(ガストフロント)などの気象リスクも、タイムリーに捕捉・可視化できる。

また「高解像度気象予測」も同等の解像度に対応し、15時間先まで10分単位で、風・気温・降水量・下層雲量・湿度・露点温度・視程距離・雲底高度を予測する。

これらのデータは、緯度・経度を指定するだけで取得でき、すべてAPI経由で提供される。

そのため、事業者が独自に運用する運航管理システム(UTM)や機体の自律制御システムへ、スムーズに組み込める。

運航時には、飛行ルート上の突風や視界不良などのリスクを自動検知して回避ルートへ誘導するといったリアルタイムな運航制御に活用できるほか、過去データの解析による「年間就航率」の試算など、事業性の事前評価にも役立つ。





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