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デジコン編集部 2025.7.3

HACARUS、危険予知活動支援アプリ「HACARUS KY」全面リニューアル。3500件労働災害事例でAI自動提案

HACARUSは7月1日から、危険予知活動を支援するアプリケーション「HACARUS KY」の大幅な製品リニューアルを実施した。

UIの全面刷新とスマートフォン操作性向上により、現場利用者がより直感的に操作できる仕様に改良している。

従来の紙ベースKY活動の実効性不足を解決しデジタル化を推進


建設業現場では労働災害防止のためのKY活動が日常的に行われているが、従来の紙ベースや形式的なKY活動では実効性に乏しいとの課題が多く指摘されてきた。

HACARUS KYはAIが作業内容に応じて自動で労働災害リスク提案を行うことで、経験や知識に依存しないKY活動のデジタル化を支援するアプリケーションである。


今回のリニューアルでは、これまで以上にさまざまな現場や利用者の立場・業務に適応するため、操作性の強化と利便性の向上を実現した。

主な特徴として、作業名・作業内容を入力するだけで3500件以上の労働災害事例をもとにAIが最適な労働災害リスクを提示する機能を搭載している。

自社で蓄積した労働災害事例を登録することで、自社の現場に合わせた労働災害リスクを提案する機能も備えている。

KYシートのクラウド保存・二次元コードアクセスに対応し、協力会社を含めた多現場・多関係者での運用を可能にする電子KYシート作成・共有機能も提供する。

同アプリは国土交通省が運用する公共工事向け技術データベース、NETIS(新技術情報提供システム)に登録済みで、登録番号はKT-240156-Aとなっている。



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デジコン編集部

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