レンタルのニッケン、高所作業車手摺挟まれ防止装置「TUKAMAN」開発。竹中工務店と共同で約30秒設置可能

レンタルのニッケンが竹中工務店と共同で、高所作業車運転操作時に作業員が手摺に挟まれる事故を防止する商品「TUKAMAN」を開発した。

垂直昇降式高所作業車での手摺挟まれ事故防止を目的とし、約30秒で設置可能な軽量設計により現場での安全な作業環境確保を実現している。

約2.4kgの軽量設計と前方手摺スライド機構で多様なメーカー・型式に対応

垂直昇降式高所作業車（テーブルリフト）は、高所での作業を安全かつ効率的に行うために不可欠な商品である。

しかし作業中、手摺と障害物の間に手を挟まれるという事故事例が後を絶たない状況が続いている。

その事故の多くは、無意識に掴んだ手摺に挟まれる事が原因で発生していることが判明している。

そうした現場での事故を防止する目的で「TUKAMAN」が開発された経緯がある。

本商品を取り付けることで、作業員が手摺に手を挟む事故の発生を大幅に減少させることができるようになり、安全な作業環境確保が可能になる。



製品の特徴として、誰でも簡単取り付けが可能で約30秒で設置できる利便性を持っている。

軽量化により持ち運び・設置が簡単で約2.4kgの重量設計となっている。

前方手摺スライド機構により幅調節が可能で、多種多様のメーカー・型式に対応できる汎用性を備えている。


手摺上部の突起物（ギザギザ）により注意喚起を行い、上部への手掴みを防止する仕組みが組み込まれている。

高所作業車での作業において、作業者が無意識に手摺を掴んでしまうことによる挟まれ事故は建設現場で頻発している問題である。


TUKAMANは物理的に手摺への接触を防ぐことで、根本的な事故防止対策として機能する設計となっている。