スリーフィールズ社。映像データと気象計数値を同時表示する「TStockerクラウドサービス」提供開始

スリーフィールズは、映像データと気象計等のセンサーデータを統合して可視化する新サービス「TStockerクラウドサービス」の提供を開始した。

2025年6月1日から施行された労働安全衛生規則改正による熱中症対策義務化に対応するサービスとして展開する。

WBGT28℃以上の作業現場で映像と気象データを一元管理

TStockerクラウドサービスは、現場にネットワークカメラを設置し、並行設置する気象計を用いて映像データと温度・湿度・WBGT等の数値を同時表示するシステムである。

閾値設定により関係者への各種告知が可能となり、既にNETIS登録済（KT-230243-A）として認定されている。

同サービスでは、気温、湿度、WBGT等の数値に閾値を設定し通知することで、より詳細な安全管理が実現できる。


ネットワークカメラの設置によりライブ映像と気象計のセンサーデータをリアルタイムに同時表示するため、臨場感のある運用・管理が行える。

映像データと気象計のセンサーデータはリアルタイムにクラウドに保存されるため、いつでもダウンロード可能となり証拠保全にも活用できる。

今回の労働安全衛生規則改正では、WBGT（暑さ指数）28℃以上または気温31℃以上の環境で連続して1時間以上または1日で4時間以上の作業が見込まれる場合が対象となる。

事業者には熱中症の報告体制の整備・周知と、悪化防止措置の手順化と周知の2大対策が義務付けられた。

違反時には6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される可能性がある。