ツール紹介
FJDynamicsが小型軽量FJD TRION V10a RTKシステム(AR杭打ち付き)を5月30日発売開始。重量800gでV10iから18%小型化、4コアプロセッサとマルチエンジンアルゴリズム搭載

FJ DYNAMICS INTERNATIONAL LIMITED(本社:香港)は、新製品「FJD TRION™ V10a RTKシステム(AR杭打ち付き)」を2025年5月30日に発売を開始した。
V10aはポケットに収まるコンパクトなデザインと、最新のAR杭打ち技術により、どこへでも手軽に持ち運べる測量機器として開発されており、AR杭打ちと単点観測の精度を飛躍的に高め、あらゆる屋外プロジェクトに対応する仕様となっている。
4コアプロセッサとマルチエンジンアルゴリズムでAR杭打ち表示をスムーズに実現。IMU使用で最大60度傾斜でも正確測位可能
V10aは強力な4コアプロセッサとマルチエンジンアルゴリズムにより、AR杭打ちのスムーズな表示を実現している。
視覚的ガイダンスに従うことで、正確に杭打ちを完了できる機能を備えており、CAD図面を重ね合わせる複合現実技術を活用し、施工者が設計プランをより直感的かつ包括的に確認・評価できるよう支援する設計となっている。
これにより、現場での施工品質と安全性の向上を実現する測量システムとなっている。
過酷な環境下でも耐えうる堅牢な設計として、V10aは軽量な合金ボディを採用し、磁気干渉に強い設計が施されている。

さらに進化した構造により、電波の届きにくい環境や悪天候下でも安定した衛星信号を確保する性能を持っている。
雨に濡れても、落としても、変わらぬパフォーマンスを発揮し、過酷な現場でも安心して高精度な結果を得ることができる耐久性を備えている。

傾斜補正機能として、V10aはIMUを使用する傾斜調査により、最大60度の傾斜でも正確な測位が可能な仕様となっている。
斜面など足場が悪い場所では、高精度な測定を実現する機能が搭載されている。
4Gモデム内蔵と幅広い接続性について、V10aには4Gモデムが統合されており、TDD-LTE、FDD-LTE、WCDMA、GPRS、GSM/EDGEとの互換性が確保されている。

V10aはWi-Fi、Bluetooth、ワンタップNFCペアリングに対応し、多様なワイヤレス接続オプションを提供する通信機能を備えている。
内部無線と外部無線の両方を備えており、過酷な気象条件下でも安定した強力な信号を維持する設計となっている。

優れた携帯性として、V10a本体の重さはわずか800gで、V10iと比べてサイズが18%小型化され、重量が15%軽量化されている。
ポケットに入るコンパクトさで、野外作業の負担を軽減する携帯性を実現している。
RTK測量システムの小型化と高機能化により、建設・測量現場での作業効率向上が期待される製品となっている。
WRITTEN by

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア