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デジコン編集部 2026.8.24

名古屋のハタコンサルタント、建設現場で熱中症対策の「30分出張セミナー」を初開催。「気化熱リセット」など実践スキルを直伝

建設業向け研修を手がけるハタコンサルタント(愛知県名古屋市)は、2026年8月19日、愛知県豊田市内の建設工事現場で、施工に従事する技能者・技術者を対象とした「熱中症対策30分出張セミナー」を初めて実施した。

中部土木(名古屋市)の協力のもと、現場事務所内で技能者・技術者らに、猛暑を乗り切る実践的な対策を直接指導する内容である。

「自分は大丈夫」が招く重篤化。改正安衛則で対策強化も急務に


近年、夏季の猛暑は深刻さを極め、職場における熱中症の死傷者数は高い水準で推移している。

2025年6月には「改正労働安全衛生規則」が施行され、業界全体で熱中症対策の強化が求められている。

もっとも、現場の第一線で働く技能者・技術者は、基礎知識はあるものの、「自分は大丈夫」「少し休めば平気」「作業の手を止めたくない」といった心理に陥りがちだ。


実際、「本人が大丈夫と言うため、周囲も判断に迷い休ませるのが遅れた」といった、重篤化のリスクをはらむ事例も多くの現場で報告されている。

こうした「初期症状の放置」を防ぎ、互いの異変に気づいて迅速に対応できる仕組みを定着させるため、同社は30分の超時短・体験型プログラムを開発した。

クイズ・即効冷却・救護演習の3本立て。「作業復帰させない鉄則」を徹底


セミナーは以下の内容で行われた。

一つ目が現場の即決力を養う「命の分かれ目クイズ」。「いつもの思い込み」が重大なリスクを招く点に着目し、判断力をクイズ形式で確認した。

とりわけ、本人から「作業に戻れる」と申し出があっても、その日の作業復帰は絶対にさせないという「重篤化を防ぐための鉄則」を徹底し、ベテランにありがちな過信の危険性を共有した。



二つ目は科学的根拠に基づく「即効冷却」体験である。体温調節に関わる血管(AVA血管)が集まる手のひらや足の裏を冷やす重要性を学んだほか、冷感ミストとファン付きウェアを併用し、気化熱で瞬時に体感温度を下げるセッションを実施した。

参加した現場社員からは、「『気化熱リセット』の方法はすぐに実践できる」といった声が上がったという。

そして役割分担による「現場救護シミュレーション」だ。

倒れた作業員を発見した際の対応手順について、「指揮リーダー」「救護・冷却担当」「119番通報担当」「誘導担当」と役割を明確に割り当て、迅速な救急要請と適切な冷却措置を演習した。




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