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デジコン編集部 2026.7.30

大成建設、山岳トンネルのデータドリブン型施工を支えるデータ基盤「DataPit」を開発。BIM/CIMモデルの作成時間を月3日から5分へ短縮

CONTENTS
  1. 施工データを自動収集・一元管理。部門を横断したデータ活用を実現
  2. 長巻やBIM/CIMモデルを自動生成。AIによるデータドリブン型施工へ
大成建設は、「生産プロセスのDX」の一環として、山岳トンネルのデータドリブン型施工を支えるデータ基盤「DataPit」を開発した。2026年6月より、すでに全現場への展開を開始している。

施工データを自動収集・一元管理。部門を横断したデータ活用を実現


山岳トンネル工事では、地山の変位計測データ、切羽観察記録、ドリルジャンボの穿孔データなど、多様かつ膨大な情報が日々取得されている。

一方で、これらのデータは現場ごとや個別システムごとに管理されることが多く、横断的な活用や分析に生かしにくいことが課題となっていた。

「DataPit」は、同社が展開する現場管理システム「T-iDigital Field」や既存の計測システムなどから出力されるデータを自動的にクラウドへ収集し、一元管理するプラットフォームだ。


作業所、本社、研究開発部門の技術者が同じデータにアクセスできる環境を整備することで、データに基づく迅速な意思決定や、本社支援型の施工管理にも活用できる。

地山の変位計測データから穿孔データ、追加地質調査までを包括的に統合・一元管理する点は、業界に先駆けた取り組みだという。

長巻やBIM/CIMモデルを自動生成。AIによるデータドリブン型施工へ


「DataPit」では、収集した施工データを活用し、同一プラットフォーム内で施工実績データ管理図(通称:長巻)やBIM/CIMモデルを自動生成するWebアプリを開発した。

これにより、従来は施工データをもとにBIM/CIMモデルや各種資料を作成する一連の作業に月あたり3日程度かかっていたが、わずか5分(初期設定は除く)に短縮され、日常業務の省人化と効率化を支援する。

さらに、蓄積された施工データを活用することで、AIによる分析や施工支援への展開も可能になるという。

現在、「DataPit」は全国の山岳トンネル工事への展開を進めており、モデル現場での運用を通じて機能拡充を図っている。

今後は、穿孔データや湧水データ、サイクルタイムなどの情報をAIによる施工支援や予測技術の基盤として活用し、山岳トンネル工事のさらなる生産性向上と品質向上を目指す方針だ。




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