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デジコン編集部 2026.9.9

鳥取のONESTRUCTIONと大阪のダイダン、NVIDIA Omniverseでデータセンターのデジタルツインを構築へ。熱・気流・電力効率をリアルタイム評価し、フィジカルAIの実装を目指す

CONTENTS
  1. データセンター新設需要が急拡大。多変数の検討は経験則頼みが課題
  2. OpenUSDとOmniverseで統合環境を構築。液冷・空冷ハイブリッドを可視化
openBIMを中心に建設分野のソリューションを開発するONESTRUCTION(鳥取県鳥取市)は、総合設備企業のダイダン(大阪市西区)と、NVIDIA Omniverseライブラリを活用したデータセンター向けデジタルツインの構築に向けた協業を開始したと発表した。

ダイダンの設計・施工ナレッジとONESTRUCTIONのデジタル技術を掛け合わせ、計画・設計段階から高速かつ高精度な検討を可能にする取り組みである。

データセンター新設需要が急拡大。多変数の検討は経験則頼みが課題


近年、生成AIの普及に伴い、国内ではデータセンターの新設需要が急速に拡大している。

一方で、データセンターの計画・設計では、熱・気流の管理やサーバーラックの配置、電力使用効率(PUE)の最適化など、検討すべき変数が多い。

そのため従来は、個別のシミュレーションや経験則に頼らざるを得なかった。

そこで両社は、NVIDIA Omniverse上にデータセンターのデジタルツインを構築することで、計画・設計段階からの高速・高精度な検討を実現する取り組みを始めた。

ONESTRUCTIONはこれまで、BIMデータ品質管理ソフト「OpenAEC」や建設業特化のAI基盤モデル「Ishigaki」、建設データ資産化AIソフト「Contex」などの開発を通じて、建設業界の「AI Ready」「AI Powered」の実現に取り組んできた。

本取り組みでは、これらで培った建設データの統合・活用技術をもとに、データセンターの計画・設計領域に挑む。

OpenUSDとOmniverseで統合環境を構築。液冷・空冷ハイブリッドを可視化


具体的には、AIファクトリーのデジタルツインに向けた「NVIDIA DSX Sim Blueprint」や、Vera Rubin DSXレファレンスデザインのアーキテクチャを踏まえ、OpenUSDフレームワークおよびNVIDIA Omniverseライブラリを活用して、独自のシミュレーション統合環境を構築する。

データセンターの設計とシミュレーションのワークフローをこの環境内でつなぐことで、液冷/空冷ハイブリッド型データセンターの熱・気流・PUEを、リアルタイムに可視化・評価する。

なお協業先のダイダンは、1903年の創業以来、空調・電気・衛生設備工事のリーディングカンパニーとして社会インフラを支えてきた総合設備企業だ。

データセンター施工において、業界トップクラスの実績を有している。



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