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デジコン編集部 2026.4.17

月面データセンター構想を軸に共同検討へ。清水建設とispaceがシスルナ空間のインフラアーキテクチャ構築で基本合意

CONTENTS
  1. 人手に依存しない自律施工技術が月面インフラの鍵。清水建設の無人化技術とispaceの輸送・データ基盤が補完
  2. 地球の6分の1の低重力環境での建設技術で「世界をリード」。月面活動を支えるシスルナ経済圏へ
清水建設とispaceは、月近傍領域(シスルナ空間)におけるインフラアーキテクチャの構築に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表した。

月面データセンターの建設検討を主軸に、シスルナ空間における将来のインフラ基本構想と段階的な実現ロードマップの整理を共同で進める。

人手に依存しない自律施工技術が月面インフラの鍵。清水建設の無人化技術とispaceの輸送・データ基盤が補完


月面インフラ構築の最大の課題は、地球から約38万km離れた環境で人手に依存しない自律的な施工・運用をいかに実現するかだ。

清水建設は国土交通省・文部科学省が連携する「宇宙無人建設革新技術開発(宇宙建設革新プロジェクト)」に参画し、建設機械が自律的に作業する施工技術や、折り畳んだ状態で月面まで運び現地で展開するインフレータブル居住モジュールの地上実証モデル構築などに取り組んできた。

ispaceは月着陸船(ランダー)による輸送サービスと月面データサービスを提供しており、2017年に清水建設がispaceへ出資して以降両社で検討を積み重ねてきた。

今回の合意では、建設場所・施設構成・施工方法・電力・熱管理・通信などの基本コンセプト検討に加え、将来的な実証・事業化や官民連携の進め方についても共同で整理していく。

地球の6分の1の低重力環境での建設技術で「世界をリード」。月面活動を支えるシスルナ経済圏へ


清水建設は、国際宇宙ステーションの微小重力環境とは異なり地面がある月面での建設は、同社が長年培ってきた無人化・省人化技術と現場でのものづくり経験を活かして世界をリードできる分野と位置づけている。

ispaceは月面での自律施工・運用に不可欠な現地での計算処理能力や建機間のデータ連携を支える月面データセンターを、シスルナ経済圏を形成する中核要素と捉えており、今後は官民の関係機関との連携・調整も進めていく方針だ。





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