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デジコン編集部 2026.4.28

20年分の苔を高圧洗浄で削り出す「リバースグラフィティ」技法で巨大な侍4人をダム壁面に。ケルヒャーが栃木・松田川ダムで完成30周年記念アートを完成

CONTENTS
  1. 2,055ポイントの測量マーキングと荷重センサー活用の精密作業で足利の「節分鎧年越」の侍4人を再現
  2. 「地域を守るダム」と「人を守る侍」を重ねた地域活性化プロジェクト
ケルヒャー ジャパンは2026年4月10日、栃木県足利市の松田川ダム完成30周年を記念したプロジェクト「BRING BACK THE SAMURAI Powered by ケルヒャー」として、ダム壁面への巨大「侍」アートが完成したと発表した。

3月23日から約3週間にわたる洗浄作業の末に仕上がった本作は、塗料を加えるのではなく壁面に蓄積した20年分の苔を高圧洗浄機で部分的に除去することで絵を浮かび上がらせる「リバースグラフィティ」技法を採用している。

2,055ポイントの測量マーキングと荷重センサー活用の精密作業で足利の「節分鎧年越」の侍4人を再現


アーティストはドイツ人のクラウス・ダオヴェン氏で、2008年の同プロジェクト以来18年ぶりの参加となる。

足利市に約750年前から伝わる伝統行事「節分鎧年越」にインスパイアを受け、思索的な表情をもつ侍4人の顔を巨大なスケールで描き出した。


制作工程は3段階で、まずレーザーなどの最新機器を用いてダム壁面を精密測量し、モチーフを再現するための2,055ポイントをマーキングする。

次にそのポイントに沿って高圧洗浄機のノズルで輪郭を縁取り、最後に輪郭に沿って壁面を洗浄することで、汚れが残る部分と除去した部分のコントラストによって侍の姿が浮かび上がる。



「地域を守るダム」と「人を守る侍」を重ねた地域活性化プロジェクト


松田川ダムは洪水被害の軽減や上水道用水確保などを目的に総事業費約135億円で1995年に完成した重力式コンクリート形式の多目的ダムだ。


今回のプロジェクトはダムの完成30周年を記念するとともに「地域を守る使命」を持つダムと、「人を守る侍」のイメージを重ね合わせ、歴史的価値を世界へ発信する観光資産として地域活性化への貢献を目指している。







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デジコン編集部

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