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デジコン編集部 2025.12.18

TOPPANデジタルとOKI、大牟田市で「防災DX」実証。水位検知と情報発信を連携し迅速な避難へ

TOPPANデジタルは、沖電気工業(OKI)と共同で、福岡県大牟田市において「防災DXソリューション」の実証実験を実施したと発表した。

豪雨時の迅速な避難行動を促すため、河川水位の自動検知と住民への情報発信システムを連携させ、その有効性を検証した。

水位情報をリアルタイムで発信、タイムラグなし


実証実験は2025年4月から8月にかけて行われた。

TOPPANデジタルの情報発信サービス「PosRe(ポスレ)」と、OKIの「危機管理型水位計」をシステム連携させ、市内2カ所の河川水位をLTE通信でリアルタイムに収集。

自治体内部での一元管理に加え、住民向けポータルサイトへ即座に表示する仕組みを構築した。

検証の結果、水位検知から発信までのタイムラグはなく、スムーズな情報提供が可能であることが確認された。

過去の豪雨被害を教訓に、体制を強化


大牟田市は2020年の豪雨で甚大な浸水被害を受けており、防災体制の強化が急務となっていた。

今回のソリューションは、独自の通信網や電源工事が不要なため低コストで導入でき、突発的なゲリラ豪雨などにも柔軟に対応できる点が特徴だ。




参考・画像元: TOPPANデジタル株式会社 ニュースリリースより 



TOPPANデジタルとOKIは、福岡県大牟田市にて河川水位の自動検知と住民への情報発信を連携させた防災DXソリューションの実証実験を実施。水位情報をタイムラグなく発信できることを確認し、豪雨災害時の迅速な避難支援に向けた実用化を目指す。
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