スペースワン、カナダ製水中ドローンの日本販売を開始。下水管点検用クローラーも展開

スペースワンは、カナダの水中ドローンメーカーDeep Trekkerとパートナーシップを締結し、同社製品の日本国内での販売とサービス提供を開始すると発表した。

150mmからの管路に対応するROVと管内クローラー

Deep Trekkerは2010年の設立以来、水中探査機器を専門に開発しており、世界各国の政府・自治体に製品を提供している。




同社の水中ドローン（ROV）シリーズは「REVOLUTION」「PIVOT」「PHOTON」などのラインナップを持ち、小型でありながら高い安定性と強固な防水構造を特徴とする。

特筆すべき機能として、特殊な機器なしでIMU（慣性計測装置）とDVL（ドップラー速度ログ）を組み合わせた水中位置情報取得システムを搭載している。

管路点検用の「PIPE TREKKER」シリーズは、直径150mmから900mmまでの管路内を点検可能なクローラーロボットで、老朽化した下水管の点検ニーズに対応する。

八潮市で発生した下水道管の陥没事故など、インフラの老朽化による事故が相次ぐ中、機動性の高い点検ロボットの導入が期待される。