AIによる建物制振システムが特許取得。Laboro.AIと大林組が強化学習で揺れを抑制

Laboro.AIと大林組は、アクティブマスダンパー（AMD）にAIを活用した「構造体の制振システム」の特許を共同取得した。

強化学習で最適な制振制御を実現

2019年から開発を進めてきたシステムは、建物の揺れを観測し、マスダンパーの最適な動きをAIが判断する。

強化学習により、AIが試行錯誤を繰り返しながら最適な制御方法を学習し、より短時間での揺れ抑制を可能にした。

従来の制御システムと比較して、複雑な揺れや変化する環境に対しても柔軟に対応できる特徴を持つ。

Laboro.AIは研究開発段階から技術創出までを支援し、システムのブラックボックス化を防ぐ伴走型の開発アプローチを採用している。

顧客企業による継続的な検証と展開を可能にする支援体制を特徴としている。