BLEセンサーで作業員の位置を特定。古野電気がIP放送システムの実証実験を完了

古野電気はTOA株式会社と共同で、建設現場向けWi-Fiシステム「ウェーブガイドLAN」とBLEセンサーを組み合わせた放送設備の実証実験を実施した。

無線LANで遅延のないフロア別放送を実現

作業員のヘルメットに取り付けたBLEセンサーと各フロアのゲートウェイにより、作業員の所在フロアをリアルタイムに把握する。

Wi-Fiネットワークを利用したマルチキャスト通信により、全フロアへの一斉放送を遅延なく実現した。



フロア別の個別放送にはSIPユニキャスト通信を採用し、特定フロアのみへの情報伝達を可能とした。




スマートフォンを持たない作業員への連絡手段として、災害時の避難指示など緊急時の情報伝達を確実にする。

従来の無線ネットワークで課題となっていた音声の途切れや遅延を、専用Wi-Fiシステム「ゼンゲンバLANシリーズ」で解決した。