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デジコン編集部 2024.12.18

下水道工事の写真管理をDX化。日本下水道事業団の技術基準に準拠した電子小黒板テンプレートを提供開始

一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会(J-COMSIA)は、日本下水道事業団(JS)の技術基準に準拠した電子小黒板テンプレートを搭載した施工管理ソフトの提供を開始した。


土木・建築・機械・電気設備の工事写真管理を自動化


電子小黒板テンプレートは、JSの工事写真管理フォルダに基づいて策定され、工事写真の分類ルールを統一している。

従来の手書き黒板で発生していた記入ミスや写真仕分けの手間を解消し、写真の自動仕分けや文字データの自動転記を実現する。

フォルダ構成や説明文が統一されることで、記載ミスを防ぎ、納品写真や書類の品質向上につながる。

発注者側の確認作業も効率化され、受発注者双方の業務効率が向上する。

6社の施工管理ソフトが対応開始


建設システム、シーサイドソフト、福井コンピュータ、MetaMoJi、ルクレ、ワイズの6社が対応ソフトウェアを提供する。



各ソフトウェアは、写真管理フォルダの設定から撮影までの一連の操作JSの工事写真電子管理要領に即して実施可能である。

JSDX戦略部の及川宗建設DX課長は「入力されたデータを活用することで大量の写真を仕分ける時間が飛躍的に短縮される」と期待を示している。

J-COMSIAとJSは今後、工事書類のテンプレート化やデータ連携など、さらなる施工管理のDX推進に取り組む方針だ。



参考・画像元:J-COMSIAプレスリリースより
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デジコン編集部

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