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デジコン編集部 2024.12.17

金沢工業大学、積載量50kgの大型試作ドローンが初飛行。被災地支援を視野に開発

金沢工業大学航空システム工学科の赤坂剛史研究室は12月10日、手取川河川敷で大型ドローンの初の飛行試験を実施し、40kgの積載での浮上に成功した。

能登半島地震の教訓を活かした救援物資輸送システム


試作機は横幅2.5m、奥行き1.5mで8つのプロペラを搭載し、バッテリー8個を含む機体重量は約90kgとなる。

初飛行では無積載での振動確認後、20kgと40kgの重りを搭載しての浮上試験を実施した。

開発目標は飛行距離50kmで、沿岸の船舶から被災地への物資輸送を想定している。

ドローン大型化における技術課題の克服へ


機体の大型化に伴う振動問題に対し、浮上とホバリング時の挙動を詳細に検証した。

50kg積載試験は天候悪化により実施できなかったものの、40kg積載での安定した浮上を確認した。

研究室では2025年3月初旬に固定翼を装備した次期試作機の飛行試験を予定している。

本開発は大学発新産業創出基金事業のGAPファンドプログラムに採択された事業として進められている。


参考・画像元:金沢工業大学プレスリリースより
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