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デジコン編集部 2024.12.15

コマツ、20トン級油圧ショベルをフルモデルチェンジ。3D施工機能標準装備で建設DXを加速

コマツは12月1日より、主力機種となる20トンクラスの油圧ショベル「PC200i-12」の販売を開始する。

3Dマシンガイダンスを標準装備し、建設現場のICT施工推進を支援する。

最新のICT施工技術と作業効率の大幅向上を実現


新開発の電子制御油圧システムにより、従来機と比較して燃費効率20%、作業量18%、掘削力7%の向上を達成した。

キャブ内モニターに3次元設計データとバケット位置をリアルタイム表示し、丁張設置や検測作業の省力化を実現する。

ダンプトラックへの積み込み作業を支援する自動旋回機能を搭載し、作業の半自動化を可能とした。

ペイロード機能を標準装備し、積載量の最適化による生産性向上を図る。

業界初の3D安全機能と柔軟な利用プランを提供


業界で初めて3Dジオフェンス機能を実装し、電線や配管との接触を自動で防止する。

360度カメラシステム「KomVision」と衝突検知ブレーキを標準装備し、現場の安全性を向上させた。

人や物を検知した際の自動減速・停止機能に加え、転倒危険を察知する警報システムも搭載した。

3Dマシンコントロール機能は、一括払いと利用時支払いの2つのプランから選択可能とした。


スマートコンストラクションとの連携により、作業員、車両、アタッチメントの一元管理を実現する。

新設計のワイドキャブは従来比30%の足元スペース拡大と視界性向上を実現し、オペレーターの快適性を向上させた。

GNSSアンテナを車体に埋め込み、障害物との接触や盗難リスクを低減した。

本製品は2025年度からのICT施工原則化に対応し、建設現場の生産性向上と労働力不足の解消を支援する。



参考・画像元:株式会社小松製作所プレスリリースより


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デジコン編集部

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