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デジコン編集部 2024.10.15

戸田建設、アートテック企業に出資。建設とアートの融合を目指す

戸田建設は、アート・コミュニケーションプラットフォーム『ArtSticker』を運営する株式会社The Chain Museumへの出資を発表した。


この出資は建設業界とアート業界の融合を図る戸田建設の新たな取り組みの一環である。

近年、ホテルや病院、学校、オフィスなどの建物において、アートを活用した空間作りへの関心が高まっている。

戸田建設は、この潮流に応えるべく、アーティストとのネットワークを持つThe Chain Museumとの事業シナジーを期待し、出資を決定した。

アートとテクノロジーの融合


The Chain Museumは、「気付きのトリガーを、芸術にも生活にも。」をミッションに掲げるスタートアップ企業だ。

同社は、オンラインプラットフォーム『ArtSticker』の運営、自社ギャラリーの運営、そして空間プロデュース事業を展開している。
特に『ArtSticker』は、2,500組を超えるアーティストと20万人を超える登録会員を抱える大規模なプラットフォームとなっている。

建設とアートの協創


戸田建設は、The Chain Museumとの協働の第一弾として、TODA BUILDING内に新たなギャラリー「Gallery & Bakery Tokyo 8分」を開設する。

このギャラリーは、若手アーティストの作品展示や販売、情報発信の拠点となる予定だ。

また、今後は戸田建設の顧客に対して、The Chain Museumのアートコーディネーションサービスを組み合わせた提案を行っていく方針だ。

スタートアップ投資の強化


戸田建設は2020年からスタートアップ企業への投資を開始し、2024年4月からは追加で30億円の投資枠を設定している。

この取り組みは、スタートアップ企業の革新的な技術やサービスと、戸田建設の技術知識や顧客基盤を組み合わせた価値創造を目指すものだ。

建設業界におけるアートの活用は、空間の付加価値を高める新たな潮流となっている。

戸田建設のこの取り組みは、建設とアートの境界を越えた新しい価値創造の可能性を示唆している。




参考・画像元:戸田建設株式会社プレスリリースより
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デジコン編集部

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