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デジコン編集部 2024.9.5

GNSSスマートアンテナ「Leica iCON gps 160」が「ALINCO無線」に対応。土木・建設現場での活用がさらに広がる

ライカジオシステムズは、土木・建設現場向けGNSSスマートアンテナ「Leica iCON gps 160」がALINCO無線に対応したことを発表した。   同製品は日本国内のあらゆる現場での使用が可能となり、9月17日から受注を開始する。

Leica iCON gps 160とは?


「Leica iCON gps 160」は、基地局、測量用移動局、マシンガイダンスまで、多岐にわたる用途に対応する万能なGNSSスマートアンテナだ。

昨年のリリース以来、世界中の建設現場で高い評価を得ており、現場の生産性と効率性を大幅に向上させている。今回のALINCO無線対応により、通信環境が整っていない日本の地方現場でも、その高機能を活用することが可能になる。


iCON gps 160は、過酷な現場環境でも使用できるよう設計された製品で、IP66/IP67の保護等級を持つ堅牢なアルミニウム製ハウジングを採用している。最新のRTK技術を駆使し、高速かつ正確な初期化を実現している。

さらに、RTK接続が一時的に中断しても、SmartLink Fill機能により最大10分間のブリッジが可能で、作業の中断を最小限に抑えることができる。

簡単な操作で即戦力


建設現場での操作性を重視し、カラーディスプレイと簡単なセットアップウィザードを搭載しているため、初日から作業をスムーズに開始できる。

また、オプションの傾斜補正機能により、ポールを傾けた状態でも精度を保った測量が可能となり、時間を大幅に短縮できる点も特徴だ。

幅広い用途に対応


「iCON gps 160」は、土工事、杭打ち、ラインチェックなど、さまざまな建設業務に対応しており、基本的なGNSSマシンガイダンスにも適している。

この多用途対応により、現場のプロフェッショナルたちは作業効率を向上させると同時に、データの正確性を確保することが可能だ。

ALINCO無線対応のメリット


ALINCO無線対応により、日本国内の通信環境が不十分な現場でも、iCON gps 160のフル機能を活用できるようになった。これにより、データ伝送の信頼性が向上し、作業の効率化が進むと期待される。

Leica iCON gps 160は、GNSSテクノロジーの最新の進化を体現しており、正確でリアルタイムのデータ提供により、プロジェクトの進行をスムーズにサポートする。

建設現場でのミスや余計な移動を防ぎ、現場作業の効率を高め、より持続可能な未来を目指すための重要なツールとなっている。


参考・画像元:ライカ ジオシステムズプレスリリース
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WRITTEN by

デジコン編集部

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