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デジコン編集部 2024.9.2

鴻池組(大阪)、大阪市にテストフィールド「鴻池組ロボットパーク」開設。〜ロボットと人間が協働する未来を切り拓く〜

鴻池組(大阪市)は、2024年8月23日、最新の建設ロボット技術を実証するための施設「鴻池組ロボットパーク(所在地:大阪府大阪市住之江区南港北)を開設し、オープニングイベントを開催した。

この施設は、建設業界が抱える人手不足や生産性向上の課題に対処するため、ロボット技術を積極的に取り入れる場として位置づけられている。

現在、建設業界は深刻な人手不足に直面しており、その解決策としてロボット技術が注目されている。「鴻池組ロボットパーク」では、ロボットと人間が協働する新しい建設現場のモデルを模索し業界全体の生産性向上を目指している。

開設イベントで披露された最新技術


イベントでは、様々なロボット技術が披露された。

例えば、四足歩行ロボットがスロープや不整地を自在に移動する様子がデモンストレーションされ、危険な現場でも安全に点検作業を行えることが示された。


また、鉄筋結束ロボット「トモロボ」は、熟練工の技術を再現し、人手不足でも高品質な施工を実現する技術として注目を集めた。

「鴻池組ロボットパーク」の狙いとは


この施設は大阪府大阪市住之江区に位置し、多様な路面でのロボットの性能検証や、急傾斜や階段、さらには災害現場を想定したがれき環境での緊急対応力の強化を目的としている。


鴻池組は、ロボット技術の実証実験を通じて建設現場に最適なソリューションを開発し、ロボットと人間が協働する新しい建設スタイルの確立を目指している。

また、ロボットメーカーや専門技術を持つ協力会社との連携を積極的に推進し、建設業界全体の技術革新を加速させる考えである。

今回の開設イベントを通じて、鴻池組は建設業界の未来を切り拓くための重要な一歩を踏み出した。



参考・画像元:鴻池組プレスリリース
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デジコン編集部

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