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デジコン編集部 2024.4.1

千代田化工建設とセンシンロボティクスが業務提携。plantOSとロボ、AIを融合

千代田化工建設は、ロボティクス、AIXRなどのソリューション開発を行うスタートアップのセンシンロボティクスが、資本業務提携を締結した。

2023年1月に運転(Operation)と保全(Maintenance)向けソリューション提供の専門部を設立し、グループ会社である千代田エクスワンエンジニアリングとともに、国内外顧客のO&M業務の変革をサイバーとフィジカル両面から支援するソリューション「plantOS」を提供している。

plantOSは、これまでの産業設備やプラント、メンテナンス分野での現場中心のフィジカルサポートと、長年培ってきた高度分析、解析サービス、IoT、クラウドやAIなどの最新のデジタル技術を組み合わせたプラント操業のOS(オペレーションシステム)となるサービス。

協業では、千代田化工建設が国内外顧客のO&M業務の変革をサイバーとフィジカル両面から支援するplantOSに、センシンロボティクスのデータ分析/ロボット制御プラットフォーム「SENSYN CORE(センシン コア)」を中心としたインフラ保全領域で磨いてきた技術力を融合する。

ロボットやドローンを使ってタイムリーにデータ収集し、3Dデジタルツインプラットフォームへ集約して、AIなどの最新技術を用いて洞察を導き出し、新たな価値を生み出すソリューションを共創する。

プラント操業の現場で、少人化がもたらす深刻な人手不足の中、老朽化する設備の健全性を維持するには、日常点検の質と頻度を上げることが重要とされ、自動巡回型のドローンやローバー型ロボットの導入や取得するデータの利活用による業務の効率化/高度化は近い将来必要不可欠となる。

一方、先進技術の導入、活用には専門の知識が求められる。継続的なメンテナンスなど、初期投資以外にも多くの運用コストがかかり、新技術や製品は、継続的かつ頻繁に更新されるため、全事業者が容易に導入できない。

こうした課題に対し、両社は、センシンロボティクスのロボティクスやAI、xRといった技術力と、千代田化工建設の現場も含めた総合力を合わせ、持続可能で安心安全な企業活動につながるビジネスセイフティーの提供を目標に掲げる。



参考・画像元:センシンロボティクスプレスリリース
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デジコン編集部

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