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デジコン編集部 2024.3.13

アクティオ、送電線鉄塔建設用クレーン「クライミングクレーン」「ジブクレーン」のレンタル開始

総合建設機械レンタルのアクティオは、送電線鉄塔建設用クレーン「クライミングクレーン」と「ジブクレーン」のレンタルを2024年4月1日から開始する。

送電線鉄塔建設工事は1990年頃から1996年頃にかけて多く行われ、施工会社が当時から保有しているクレーンは老朽化していることが課題となっている。

そうした中、2022年以降、東北地方と東京間を結ぶ送電線工事など、鉄塔の新設・建替工事が増加しており、アクティオは今回、性能も向上した新型の「クライミングクレーン」「ジブクレーン」を導入した。

「クライミングクレーン」は送電線の鉄塔を建てるための専用クレーンだ。従来のマスト※1はトラス※2マストになっていたが、コラム※3マストに変更したことで、剛性力が増し、最大自立高さ28m、最大設置高さ150mまで上げることが可能に。

鉄塔の建築方法はクライミングクレーンを中心に周りを覆うように鉄塔を組んでいく。途中でクライミングクレーンが倒れないようにマストと鉄塔を支線(ワイヤー)で繋げ、支える。最大自立高さが高くなったことで、この支線の間隔(10~22m間隔)が長くなり、取り付けの作業工数が削減された。

「ジブクレーン」は、深層基礎工事・資機材運搬等で長期間必要不可欠なクレーンだ。

従来機は仮設発電機を必要としていたが、本機械はディーゼルエンジン搭載のため、仮設発電機が不要となる。操作は操縦席から操作する方法と無線リモコンで遠隔操作する方法の2通りがある。

※1 マスト:タワークレーンを支える柱
※2 トラス:細長い部材同士を三角形に繋ぎ合わせた構造
※3 コラム:鉄骨柱に使用する円形や角形の断面をもつ筒型の構造




参考・画像元:アクティオプレスリリース
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デジコン編集部

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