東京都港区に本社を構え、建設技術者派遣事業を行う「夢真」は、女性が就業しやすく、長く働き続けられる建設業となることを目指し、2021年から女性技術社員を積極的に採用している。
さらに同社、2023年4月には、女性技術社員が建設現場で継続的に活躍できる未来を目指すプロジェクト「ゆめ小町」もスタートさせた。本記事では「夢真」が推進する、女性を主人公にした働き方改革について取り上げていく。
技術社員へのフォロー内容は、性差に関係なく公平に全ての技術社員に提供しているという「夢真」。 しかし、女性には毎月の体調変化などもあり、女性特有の不調や健康課題を抱えているケースもある。
そのため、女性技術社員が女性ならではの悩みを話しやすくなる環境を構築の1つとして、女性技術社員に対応する女性フォロー担当者数を増やしている。2023年には、2021年と比較して女性のフォロー担当者数を2倍にした。
技術社員のフォローに従事する夢真・エンジニアフォロー担当の杉野氏はこう語る。
「定着率を上げるためには、稼働前のイメージと現場配属後の実際の仕事内容のギャップを埋めることが重要だと私は思っています。初回の訪問時に、入社前のイメージと稼働先での実際の仕事内容を丁寧にヒアリングし、ギャップがあった場合は、施工管理としての業務内容を丁寧にお伝えして理解を促進します」(杉野氏)
「また、訪問時に話しにくい人がいないかどうかを聞き、一緒に話しやすくなるように対応しています。コミュニケーションが苦手な方には、コミュニケーションの取り方を提案しています。女性技術社員からの相談内容を私が現場所長に伺ってコミュニケーションの円滑化を図ることもあります」(杉野氏)
営業担当(フォロー) の妹尾氏は、以下のようにコメントした。
「配属前には、現場所長や既に同現場に配属されている当社技術社員に女性技術社員が配属されることを伝え、配属後に話しやすくなるように先回りして対応しています。配属されてから2週間以内は2日に1回電話もしてヒアリングするように私は心がけています」(妹尾)
「また、現場の雰囲気を体感して不安を払拭するため、配属後に現場が決まるまでの期間を活用して実際の現場見学や、その現場で働いている当社の社員と交流をもつ機会をつくる試みも行っております。実際に「夢真の先輩がいるので頑張れる!」と言って現場が楽しいと言ってくれた女性技術社員もいます」(妹尾)
夢真では以前より女性のCADオペレーターを技術職として採用しており、業界に先駆けて女性施工管理技術者の採用も始めた。
令和になってから建設業界では女性の活躍の場が大きく広がり、夢真でも女性の採用を2021年からさらに積極的に行っている。夢真に在籍する女性社員は直近2年間で15%も増加しているという。
また夢真の技術社員は、4人に1人が女性だ。これは建設業界の平均に比べて高い比率となっており、施工管理もしくはCADオペレーターの技術者として多くの女性が夢真で活躍している。
さらに同社では、すべての女性技術社員にとって働きやすい労働環境の整備、継続的な活躍の実現を目指す夢真のプロジェクト「ゆめ小町」をスタートさせた。
2023年4月、夢真の女性技術社員を本社に招き、ゆめ小町の発足発表と懇談会を実施。女性技術社員同士の交流促進やヒアリングを行い、働きやすい環境を構築していく試みの第一歩を踏み出している。
今後も、夢真は女性のフォロー担当者を増やし、女性の定着を高める取り組みを推進し
建設業が性別関係なく魅力的な職場であることをアピールしていくという。
さらに同社、2023年4月には、女性技術社員が建設現場で継続的に活躍できる未来を目指すプロジェクト「ゆめ小町」もスタートさせた。本記事では「夢真」が推進する、女性を主人公にした働き方改革について取り上げていく。
女性のフォロー担当者を増やし、女性技術社員の定着を高める
技術社員へのフォロー内容は、性差に関係なく公平に全ての技術社員に提供しているという「夢真」。 しかし、女性には毎月の体調変化などもあり、女性特有の不調や健康課題を抱えているケースもある。
そのため、女性技術社員が女性ならではの悩みを話しやすくなる環境を構築の1つとして、女性技術社員に対応する女性フォロー担当者数を増やしている。2023年には、2021年と比較して女性のフォロー担当者数を2倍にした。
技術社員のフォローに従事する夢真・エンジニアフォロー担当の杉野氏はこう語る。
「定着率を上げるためには、稼働前のイメージと現場配属後の実際の仕事内容のギャップを埋めることが重要だと私は思っています。初回の訪問時に、入社前のイメージと稼働先での実際の仕事内容を丁寧にヒアリングし、ギャップがあった場合は、施工管理としての業務内容を丁寧にお伝えして理解を促進します」(杉野氏)
「また、訪問時に話しにくい人がいないかどうかを聞き、一緒に話しやすくなるように対応しています。コミュニケーションが苦手な方には、コミュニケーションの取り方を提案しています。女性技術社員からの相談内容を私が現場所長に伺ってコミュニケーションの円滑化を図ることもあります」(杉野氏)
営業担当(フォロー) の妹尾氏は、以下のようにコメントした。
「配属前には、現場所長や既に同現場に配属されている当社技術社員に女性技術社員が配属されることを伝え、配属後に話しやすくなるように先回りして対応しています。配属されてから2週間以内は2日に1回電話もしてヒアリングするように私は心がけています」(妹尾)
「また、現場の雰囲気を体感して不安を払拭するため、配属後に現場が決まるまでの期間を活用して実際の現場見学や、その現場で働いている当社の社員と交流をもつ機会をつくる試みも行っております。実際に「夢真の先輩がいるので頑張れる!」と言って現場が楽しいと言ってくれた女性技術社員もいます」(妹尾)
夢真の技術社員は、4人に1人が女性!
夢真では以前より女性のCADオペレーターを技術職として採用しており、業界に先駆けて女性施工管理技術者の採用も始めた。
令和になってから建設業界では女性の活躍の場が大きく広がり、夢真でも女性の採用を2021年からさらに積極的に行っている。夢真に在籍する女性社員は直近2年間で15%も増加しているという。
また夢真の技術社員は、4人に1人が女性だ。これは建設業界の平均に比べて高い比率となっており、施工管理もしくはCADオペレーターの技術者として多くの女性が夢真で活躍している。
女性技術社員の活躍を推進する「ゆめ小町」を2023年4月に発足
さらに同社では、すべての女性技術社員にとって働きやすい労働環境の整備、継続的な活躍の実現を目指す夢真のプロジェクト「ゆめ小町」をスタートさせた。
2023年4月、夢真の女性技術社員を本社に招き、ゆめ小町の発足発表と懇談会を実施。女性技術社員同士の交流促進やヒアリングを行い、働きやすい環境を構築していく試みの第一歩を踏み出している。
今後も、夢真は女性のフォロー担当者を増やし、女性の定着を高める取り組みを推進し
建設業が性別関係なく魅力的な職場であることをアピールしていくという。
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