行政・政策
デジコン編集部 2025.7.25

国交省が渇水情報連絡室を設置。全国5河川で取水制限実施中、節水協力を呼びかけ

国土交通省は渇水により取水制限等を実施している河川が増加している状況を踏まえ、渇水情報の収集・連絡体制を強化するため、7月25日に「国土交通省水管理・国土保全局渇水情報連絡室」を設置した。

同日より国土交通省HP「渇水情報総合ポータル」において、全国の渇水状況をとりまとめ、情報提供を開始している。

石狩川から日野川まで5水系で制限、最大40%の節水依頼も実施


現在取水制限等を実施している河川は5水系となっている。

  • 石狩川水系漁川(北海道)では7月11日より34%の自主節水を実施
  • 関川水系正善寺川(新潟県)では7月15日より40%の節水依頼を実施
  • 加古川水系志染川・東条川(兵庫県)では7月11日より20%の取水制限を実施
  • 斐伊川水系斐伊川(島根県)では7月14日より40%の渇水調整を実施
  • 日野川水系日野川(鳥取県)では7月18日より15%の取水制限を実施

国土交通省では全国の渇水の状況等を踏まえ、今後渇水対策を推進するため特別の必要があると国土交通大臣が認めた場合には、国土交通大臣を本部長とする「国土交通省渇水対策本部」を設置するとしている。

新設された「渇水情報総合ポータル」では、全国の渇水状況がまとめられ、リアルタイムでの情報提供が行われる。

国土交通省は限られた水資源を有効に活用するため、国民に対し節水への協力を呼びかけている。

今回の渇水情報連絡室設置により、全国の渇水状況の把握と迅速な対応体制の構築が図られることになる。







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