関東地整、現場課題解決のための新技術を募集。12件のニーズに対応する技術を公募

国土交通省関東地方整備局は、現場の具体的な課題を解決するための技術を広く募集する「現場ニーズと技術シーズのマッチング」を開始した。

多様化する現場ニーズ

今回の募集では、自律走行車両による河川巡視や、地下トンネル空間での無人機点検、積雪深の自動観測など、12件の具体的なニーズが提示されている。

特に注目されるのは、高含水比の河川浚渫土の活用技術や、天然由来材料による土砂の塊状化技術など、環境に配慮した新工法の開発だ。

マッチングから実装へのプロセス

応募期間は2024年10月18日から2025年1月29日までとなっている。

選定された技術は、2025年2月に開催されるマッチングイベントでプレゼンテーションを行い、その後、現場での試行を経て実装が検討される。

応募対象は、NETISに未登録の技術が基本となるが、既存技術の改良案についても検討される。

技術開発の新たな展開

本取り組みは、建設現場のデジタル化や省人化、環境負荷低減など、現代の建設業が直面する様々な課題の解決を目指している。

選定された技術は、国土交通省の現場で実証実験が行われ、効果が確認されれば、全国の建設現場への展開が期待される。