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デジコン編集部 2025.12.15

人体無害・環境負荷ゼロの「K/SMOKE GAS」が総務大臣認定を取得。機械式駐車場への設置が可能に。ヤマトプロテック社

ヤマトプロテック株式会社は12月15日、同社が開発したエアロゾルガス消火設備「K/SMOKE GAS」が、消防法第17条第3項に基づく総務大臣認定(ルートC)を取得したと発表した。

これにより、機械式駐車場などの防火対象物において、従来のガス系消火設備の代替として法的に設置が可能となった。

カリウム主成分で無害、ボンベ・配管不要で施工を簡略化


従来のガス系消火設備は、誤放出による事故や高い環境負荷が課題とされていた。「K/SMOKE GAS」はこれらの課題を解決する次世代の消火設備として開発された。

主な特長は以下の通りだ。

  • 人体への安全性: 世界で初めてカリウムを主成分とした薬剤を使用しており、人体に無害である。

  • 環境への配慮: 地球温暖化係数(GWP)およびオゾン破壊係数(ODP)がゼロであり、環境負荷が極めて低い。
  • 施工・メンテの効率化: 消火剤を貯蔵するボンベや複雑な配管が不要なため、設備の簡略化と工期短縮、メンテナンスの負担軽減を実現している。

今回の認定取得により、まずは機械式駐車場への導入が進められる。

同社は今後、稼働実績を積み上げ、サーバールームや機械室など、ガス系消火設備が必須とされる他の用途への展開も視野に入れている。





参考・画像元:ヤマトプロテック株式会社プレスリリースより 
 



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