アンリツ、インフラ監視用タイムラプス活用ソリューション公開。河川・道路の中長期変化を効率的に可視化

アンリツが河川や道路などの社会インフラにおける中長期的な状況変化を効率的に可視化する「SightVisor E」タイムラプス動画を活用したソリューション例を公開した。

カメラ映像を定期的に静止画として蓄積し、タイムラプス動画として再生することで長期間の変化を短時間で把握できる仕組みとなっている。

CCTVカメラの録画映像活用で災害予兆検知と維持管理効率化を実現

近年、河川の中洲形成や消失、砂防ダムへの土砂堆積、堤防やのり面の劣化、不法投棄の監視、橋梁や公共工事の進捗管理など、広範な現場で定点映像を長期的に活用したいというニーズが高まっている。

特に自然災害の予兆検知や維持管理の効率化の観点から、CCTVカメラの録画映像の有効活用が注目されている状況である。

タイムラプスは一定間隔で撮影した画像を高速再生し、長期間の変化を可視化する技術として活用されている。

公開されたリーフレットでは、情報閲覧装置「SightVisor E」とネットワーク外部記憶装置、情報提供機能ライセンスを組み合わせた構成により、カメラ映像を定期的に静止画として蓄積し、タイムラプス動画として再生する活用法を紹介している。



このソリューションにより長期的な変化を短時間で把握し、異常の早期発見と迅速な意思決定を支援することが可能となっている。

映像を使った公共工事の進捗管理と品質確認にも活用でき、静止画蓄積による省容量・省コストの運用が実現できる特徴がある。

主な活用シーンとして、河川中洲の形成や消失状況の可視化、土砂の堆積量やのり面の崩落・劣化の経年監視が挙げられている。

砂防ダム、橋梁、堤防などの変化の把握や、建設・土木工事現場における定点映像による進捗記録にも対応している。

不法投棄や違法構造物の監視といった防犯・管理用途でも効果的な活用が期待される。

同ソリューションはWebサイトでリーフレットが公開されており、具体的な導入方法や活用事例を確認することができる。