FullDepth。国産水中ドローン「DiveUnit」活用の2種類水中3D撮影サービス販売開始。マルチビームソナーとフォトグラメトリ技術搭載

FullDepthは、国産水中ドローン「DiveUnit」シリーズを用いた水中デジタル化技術の開発・販売を行ってきた。

この度、新たな2つの水中デジタル化技術を活用した点検サービス、「水中3D点群撮影サービス」、「水中壁面オルソ画像撮影サービス」を販売開始した。

マルチビームソナー搭載で堆砂計測効率化とフォトグラメトリによる橋脚・護岸点検対応
「水中3D点群撮影サービス」は、水中ドローンに搭載した音響技術（マルチビームソナー）を活用した水中3D点群データを撮影するサービスとなっている。

水中ドローンの測位技術を活用して、水中での3D計測を実現する仕組みである。

活用用途としては、船舶とシングルビームソナーを用いたダムや港湾の堆砂計測の効率化、河川やため池における潜水士によるスタッフを用いた水深計測作業の効率化が挙げられている。


（水中ドローンの壁面向け自走制御を活用した港湾岸壁の2D撮影事例）

「水中壁面2D/3D撮影サービス」は、水中の壁面構造物に対して、カメラ撮影とフォトグラメトリ技術を用いて2D/3Dデータを撮影するサービスである。

壁面位置や距離を認識した水中ドローンが姿勢/距離を自動制御により、壁面を網羅的に撮影する設計となっている。

活用用途では、橋脚や河川護岸、港湾岸壁などの水中構造物の外観点検、ダム堤体や火力・原子力・水力発電プラントの沿岸構造物の外観点検が想定されている。

同社は第7回国際建設・測量展（CSPI-EXPO2025）に出展予定で、期間は2025年6月18日～21日10:00～17:00（最終日は16:00まで）、会場は幕張メッセとなっている。

同社ブース位置は02-23（展示ホール1）で展示される予定である。