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デジコン編集部 2026.4.30

送電線・鉄塔・工事現場の高磁場環境でも飛行継続。ACSLが国産ドローン「SOTEN(蒼天)」の定期アップデートで磁気キャリブレーション機能を強化

CONTENTS
  1. 計画飛行中に磁場ずれを検知すれば自動キャリブレーションで飛行継続。飛行中の空中360度回転でも対応可能に
  2. ISO15408準拠のセキュリティ対策を施した国産機。インフラ点検・災害対応・測量分野で導入が拡大
ACSLは2026年4月10日、国産・高セキュリティ小型ドローン「SOTEN(蒼天)」の定期アップデートを実施したと発表した。

送電線・鉄塔付近や工事現場の鉄板敷設面など磁場の影響を受けやすい環境での飛行安全性向上と、自動飛行機能・操作画面の改善による運用性向上が今回の主な強化内容だ。

計画飛行中に磁場ずれを検知すれば自動キャリブレーションで飛行継続。飛行中の空中360度回転でも対応可能に


今回の主な進化点は3つだ。磁気キャリブレーション機能の強化では、AUTOモードによる計画飛行中に磁場のずれを検知した場合、機体が自動でキャリブレーションを実施して飛行を継続できるようになった。

計画飛行以外の操縦モードでも磁場ずれ検知時に注意メッセージを表示し、操縦者が機体を空中で360度回転させることで飛行中のキャリブレーションが行える機能も新たに追加された。
従来は着陸後に対応していた調整をその場で行えるようになり、現場での対応の柔軟性が大きく高まる。

自律飛行機能の改善では、自動帰還時にあらかじめ設定した飛行禁止エリアを考慮した最短帰還経路を自動算出・回避する機能を追加し、緊急時や長距離飛行時の確実な帰還をサポートする。
ユーザビリティ面ではFPV映像へのグリッド表示機能を追加して送電線・構造物の点検作業時の位置把握精度を向上させるとともに、防衛分野などで利用されるUTM座標表示にも対応した。

ISO15408準拠のセキュリティ対策を施した国産機。インフラ点検・災害対応・測量分野で導入が拡大


SOTENはNEDO公募事業を通じて開発された国産ドローンで、ISO15408(コンピュータセキュリティ国際規格)に基づくセキュリティ対策によりデータ漏洩・機体乗っ取りへの耐性を実現しており、インフラ点検・災害対応・測量など社会インフラを支える現場で活用が広がっている。




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