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デジコン編集部 2025.6.16

日立建機。完全油圧式クイックカプラ仕様の中型油圧ショベルを6月18日受注開始。従来30分作業を1人約2分で完了

日立建機は、運転席に居ながら1人で簡単、迅速にアタッチメント交換が可能な「完全油圧式クイックカプラ仕様」の中型油圧ショベルを、6月18日から日本国内向けに受注を開始する。

対象機種はZX210K-7、ZX210LCK-7、ZX225USRK-7、ZX225USRLCK-7の4機種となっている。

従来の手作業30分からの大幅短縮でワンストップメンテナンス体制も構築


従来のアタッチメント交換作業では、オペレータ1名に加えて作業員1~2名が、油圧ショベルとアタッチメントをつなぐピンや油圧配管を手作業で着脱する必要があった。

この作業には約30分もの時間と労力を要し、安全性と生産性に課題があった状況である。

同社では、これらの課題を解決するため、2024年10月からアタッチメント交換作業を約2分で完了できる、旋回機能付き「完全油圧式クイックカプラ」とアタッチメント自動認識装置などを組み込んだアタッチメント着脱システム「P-Line(ピーライン)」を提供している。


今般、旋回機能やアタッチメント自動認識装置を除き、よりシンプルで耐久性の高い本製品をラインアップに加えることで、顧客に幅広い選択肢を提案する方針である。

また、同社が油圧ショベル本体からクイックカプラまでの部品交換や修理、メンテナンスの対応をワンストップで提供し、解体や土木、林業など幅広い業種のニーズに対応していく体制を整えている。


なお、同社は、第7回国際建設・測量展「CSPI-EXPO」(2025年6月18日(水)~21日(土)、場所:千葉県・幕張メッセ)において本製品を展示する予定となっている。





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デジコン編集部

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