
ジャパン・インフラ・ウェイマークは5月22日、橋梁点検専用の電子野帳アプリ「Waymark Note」の正式版をリリースした。
同社がこれまで実施した1,100橋以上のドローン橋梁点検の現場経験を基に開発され、基本機能は無料で提供される。
このアプリは、従来の紙による野帳記録の課題を解決するために開発された。
従来の橋梁点検作業では、紙の過年度調書に手書きでメモするのが一般的だったが、印刷の手間、何百枚の紙資料を見ながらの作業効率の悪さ、手書き記録の修正や記載ミス、現場後の写真整理の煩雑さなど多くの課題が存在していた。
同社は先駆的にドローン橋梁点検に取り組み、6年間で全国約1,100橋以上の実績を積み重ねてきた経験から、これらの課題を解決すべく自社開発に踏み切った。
2025年1月にはβトライアル版を提供し、約30社の顧客が実際の現場で利用した結果、現場での作業時間は約20%削減、事務所での作業時間は約30%削減という大幅な効率化を実現した。
アプリの主要機能として、橋梁点検に特化した用語の選択入力機能が搭載されている。
部材名や損傷種類など橋梁点検の専門用語が事前登録されており、選択入力でテキスト記録が完結できるため、素早く、正確な文字記録が可能だ。

また、ヘルプ機能では橋梁定期点検要領(R6.7)付録1の「各部材の名称と記号」「各損傷の評価要領」のページを閲覧でき、点検経験の浅い作業者でも適切な診断記録を残すことができる。
損傷図と写真帳を1画面で切り替え表示する機能も特徴的だ。
過年度調書などのPDF形式ファイルを2つのタブに登録でき、損傷図と損傷写真帳をそれぞれ登録することで、大量の紙をめくることなく、わずかなタップ操作で損傷位置と損傷写真を確認できる。

写真番号・撮影位置の記録機能では、野帳に写真番号を登録後、写真をインポートすると自動で写真番号と写真が紐づけされ、写真ファイルのリネームも同時に行われる。
記録したテキストデータは表形式(CSVファイル)で書き出しができるため、既存の調書作成システムとの連携により内業の効率化につなげることができる。

対応デバイスはiPad(iOS15~18搭載)で、iPhoneやAndroidには対応していない。
利用開始には、Waymark Noteホームページからの事前登録が必要で、Apple社のApp Store経由でアプリを配信している。
基本機能は無料で提供されるが、Webサービス機能については有料となっている。
このアプリは橋梁点検以外にも、プラント等の設備点検・管理、トンネル・法面点検、現場踏査時の現場状況記録など、様々なシーンでの活用が期待される。
同社がこれまで実施した1,100橋以上のドローン橋梁点検の現場経験を基に開発され、基本機能は無料で提供される。
6年間で全国1,100橋の点検実績から生まれた現場特化型アプリ、外業・内業で大幅効率化を達成
このアプリは、従来の紙による野帳記録の課題を解決するために開発された。
従来の橋梁点検作業では、紙の過年度調書に手書きでメモするのが一般的だったが、印刷の手間、何百枚の紙資料を見ながらの作業効率の悪さ、手書き記録の修正や記載ミス、現場後の写真整理の煩雑さなど多くの課題が存在していた。
同社は先駆的にドローン橋梁点検に取り組み、6年間で全国約1,100橋以上の実績を積み重ねてきた経験から、これらの課題を解決すべく自社開発に踏み切った。
2025年1月にはβトライアル版を提供し、約30社の顧客が実際の現場で利用した結果、現場での作業時間は約20%削減、事務所での作業時間は約30%削減という大幅な効率化を実現した。
アプリの主要機能として、橋梁点検に特化した用語の選択入力機能が搭載されている。
部材名や損傷種類など橋梁点検の専門用語が事前登録されており、選択入力でテキスト記録が完結できるため、素早く、正確な文字記録が可能だ。

また、ヘルプ機能では橋梁定期点検要領(R6.7)付録1の「各部材の名称と記号」「各損傷の評価要領」のページを閲覧でき、点検経験の浅い作業者でも適切な診断記録を残すことができる。
損傷図と写真帳を1画面で切り替え表示する機能も特徴的だ。
過年度調書などのPDF形式ファイルを2つのタブに登録でき、損傷図と損傷写真帳をそれぞれ登録することで、大量の紙をめくることなく、わずかなタップ操作で損傷位置と損傷写真を確認できる。

写真番号・撮影位置の記録機能では、野帳に写真番号を登録後、写真をインポートすると自動で写真番号と写真が紐づけされ、写真ファイルのリネームも同時に行われる。
記録したテキストデータは表形式(CSVファイル)で書き出しができるため、既存の調書作成システムとの連携により内業の効率化につなげることができる。

対応デバイスはiPad(iOS15~18搭載)で、iPhoneやAndroidには対応していない。
利用開始には、Waymark Noteホームページからの事前登録が必要で、Apple社のApp Store経由でアプリを配信している。
基本機能は無料で提供されるが、Webサービス機能については有料となっている。
このアプリは橋梁点検以外にも、プラント等の設備点検・管理、トンネル・法面点検、現場踏査時の現場状況記録など、様々なシーンでの活用が期待される。
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