ツール紹介
デジコン編集部 2025.5.13

ナウア社。交通量解析AIサービスを3種類の形態でリリース。カメラ映像から車両・歩行者をリアルタイムカウント

ナウアは、AI技術を活用しリアルタイムで交通量を解析するサービスをエッジ・デスクトップアプリ・クラウド解析の3形態でリリースした。

従来の人手による計測を自動化し高精度データを提供。時系列グラフやヒートマップで可視化、交通インフラ最適化から商業施設の来客分析まで幅広く対応


この交通量解析AIサービスの最大の特徴は、独自開発したAIアルゴリズムによるリアルタイム解析機能である。

カメラ映像から車両や歩行者を自動的に検知し、台数・人数をリアルタイムでカウントする。

従来の人力による計測では避けられなかった誤差や集計作業の手間を大幅に削減し、より正確かつ迅速な交通量データの取得を実現した。

収集したデータはクラウド上で時系列グラフやヒートマップなど多彩な形式で可視化することができる。

曜日・時間帯・季節要因などを掛け合わせた詳細分析も簡単に実施でき、交通計画やインフラ整備の優先度決定に役立つ設計となっている。


また、このシステムにはアラート・通知機能も組み込まれている。

ピーク時の混雑状況や閾値を設定すると、リアルタイムで異常値を検知し、メールやプッシュ通知などで警告を送信する。

これにより、交通管理者は迅速な交通規制や誘導措置を講じることが可能になる。

このサービスの大きな特徴は、エッジ・クラウド・デスクトップの3種類の形態で提供される点だ。

用途に応じて最適な形態を選択できるようになっており、リアルタイムでの検出が必要な場合はエッジ、試験的に導入する場合はクラウド、詳細な解析を行いたい場合はデスクトップでの解析が推奨される。

活用シーンとしては、自治体や交通事業者による交通量調査はもちろん、商業施設の来客分析や駐車場管理、イベント会場の混雑把握など幅広い用途が想定されている。

導入規模に応じてプランを選択できるため、小規模から大規模まで柔軟な対応が可能である。





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デジコン編集部

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