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デジコン編集部 2023.5.24

FLIGHTS、測量向けドローン搭載型LiDAR「FLIGHTS SCAN」、MMSの対応開始!

FLIGHTSが提供する測量向けドローン搭載型LiDAR「FLIGHTS SCAN(フライトスキャン)」が、MMS(モービルマッピングシステム)に2023年夏より対応を開始する。

MMSへの対応により、車を走らせながらスピーディに高精度の3次元空間情報を取得することが可能となる。

また本製品は、本日から3日間行われる「第5回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2023)にも出展される。

MMS(モービルマッピングシステム)とは


MMSとは、車両にLiDARシステムおよびアンテナを組合わせて搭載し、道路などを移動しながら計測を行い3次元データ(レーザ点群含む)を作成するものだ。

道路情報の場合においては、上空から計測するドローンよりも近くで対象物を計測できるため、スピーディーかつ質の良い点群データの取得が可能となる。

また、ドローンや航空機と比較して操縦資格がいらず、道路の計測をする場合に通常必要となる交通規制などが不要となるため、より手軽に道路情報の計測ができる。


FLIGHTS SCANが提供するMMSの特徴


  • 公共マニュアル基準を上回るハイスペックなINSを搭載
センサーの移動速度や姿勢、位置変化などを計測する「INS(慣性航法システム)」の重要性に着目し、慣性システム開発20年以上の実績を持つ、米Inertial Labs 社の高性能INSを搭載。これにより高速移動するMMSの中でも、より優れた性能を発揮する。

  • 複数プラットフォームに対応
ドローンやハンドヘルド(手持ち)など、複数のプラットフォームとしてLiDARを活用することができる。ドローンによる測量では上空から広範囲の計測が可能で、中でも木々のある山地での計測を得意とするが、飛行制限・禁止エリアや申請の煩雑さなどから手軽に計測できない地域も存在する。

それに対しMMSは、道路を走行しながら対象物に対して横から照射できるため、道路のある場所ではスピーディーで精度が高い測量ができるほか、特別な免許や申請が不要といった魅力がある。その一方で、道路がない山地などには適さず、計測可能な範囲が限られるといったデメリットも。

そのためドローンとMMSの両方に対応することで、それぞれの強みを活かし、場所に合わせた最適な計測を実現する。

  • 高性能かつ、低価格を実現
照射点群数640,000pts/s、その他スペックも十分に業務対応可能な水準となる予定。 MMS(車両搭載)オプションとして、お求めやすい価格でご提供(LiDARシステム代別途)。 精度も担保しつつ、引き続き「高性能×低価格」を追求する。


測量向けドローン搭載型LiDAR「FLIGHTS SCAN」WEBサイトはこちら


参考・画像元:FLIGHTSプレスリリース
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デジコン編集部

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