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デジコン編集部 2026.7.23

「レゴリスから水・水素を取り出す」月面プラント実現へ。日揮グローバルがJAXAの月面推薬生成プラント地上実証プラント詳細設計に採択

CONTENTS
  1. 「地上実証プラント詳細設計」と「水抽出プロセスの要素試作試験」を実施。2027年3月31日までにJAXAへ提出
  2. 2018年からの月面開発検討で着実に段階を進める。EPC事業で培った寒冷地・砂漠での過酷環境プロジェクト遂行力を活用
日揮ホールディングスは2026年7月22日、海外EPC事業会社である日揮グローバルが同日、JAXAの企画型競争入札事業「月面推薬生成プラントの実現に向けた地上実証プラントの詳細設計及び要素試作試験等」に採択されたと発表した。

JAXAが「国際宇宙探査シナリオ案 2025」で示す、2040年までに月面推薬プラントの本格稼働開始を目指す長期計画の重要な一環となる。

「地上実証プラント詳細設計」と「水抽出プロセスの要素試作試験」を実施。2027年3月31日までにJAXAへ提出


米国のアルテミス計画に代表される世界的な月面開発の潮流が加速するなか、JAXAは将来的な月面における水資源利用の実現に向けた計画案を示している。

2020年代に月面推薬生成プラント全体システムの概念検討や要素技術検討・地上実証等を行い、2030年代にプラント建設地の事前調査(地盤調査・測量)や月面実証プラント建設に着手、2040年までに推薬プラントの本格稼働を開始する計画だ。

本業務では主に2点を実施する。「地上実証プラントの詳細設計」では地上実証プラントの設計仕様及び開発計画等の検討・運用に係るリスク評価・地上実証環境構築に係る検討・海外宇宙機関との共同検討に係る技術支援を実施。

「水抽出プロセスに関する要素試作試験等」では水抽出実験に供するレゴリス試料調製・保管に係る検討、含水レゴリス(月面の砂)からの水抽出実験を実施する。

2027年3月31日までにJAXAへ検討結果を提出予定だ。

2018年からの月面開発検討で着実に段階を進める。EPC事業で培った寒冷地・砂漠での過酷環境プロジェクト遂行力を活用


日揮グループは1928年の創業以来、プラント・設備の設計・調達・建設(EPC)事業を軸に2万件以上のプロジェクトを通じて産業や社会の基盤を支えてきた。本業務でも、EPC事業などを通じて蓄積した寒冷地や砂漠などの過酷な環境下でのプロジェクト遂行の経験や知見が活かされる。

2018年に月面開発検討を開始して以来、2020年12月に「月面プラントユニット」を設置、2021年6月にJAXAと月面推薬生成プラント構想検討に係る連携協力協定を締結、2023年12月にパイロットプラント概念検討、2024年11月に地上実証プラント概念検討、2025年7月に地上実証プラント基本設計と段階的に採択を積み重ねてきた。

今回の詳細設計採択はその流れの中で、より具体的なプラントの設計仕様や開発計画等に踏み込むフェーズとなる。





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