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デジコン編集部 2026.3.17

熱画像に「輪郭」を加えるMSX技術搭載。Teledyne FLIRのデュアルカメラモジュール「Lepton XDS」が国内展開開始

CONTENTS
  1. 解像度を変えずに識別性を向上。特許技術「MSX」の搭載が差別化のカギ
  2. インフラ監視・ドローン・EVバッテリー管理など建設・産業用途に対応
コーンズテクノロジー株式会社は2026年3月、Teledyne FLIR社(米国)の可視+赤外線デュアルカメラモジュール「Lepton XDS」の国内販売および技術サポートを開始した。

Lepton XDSは、160×120画素のラジオメトリック対応マイクロサーマルカメラと500万画素の可視センサを一体化したOEM向けモジュール。

熱情報と可視情報を同時取得することで、温度分布の把握に加え、対象物の形状や周辺環境を含めた状況認識が可能になる。

解像度を変えずに識別性を向上。特許技術「MSX」の搭載が差別化のカギ


従来のLeptonシリーズは160×120画素という解像度ゆえ、対象物の形状把握が難しい場面があった。

Lepton XDSはこの課題をTeledyne FLIR社の特許技術「MSX®(Multi-Spectral Dynamic Imaging)」で解決している。

可視画像から抽出した輪郭(エッジ)情報を熱画像に合成することで、解像度を変えることなく視認性・識別性の高い熱画像を生成できる。


さらに独自のオンボードISP「Prism ISP」が熱画像と可視画像のリアルタイム融合、スポット温度測定、等温線表示などの処理をモジュール内で完結させ、OEMメーカーの開発工数削減に貢献する。

インフラ監視・ドローン・EVバッテリー管理など建設・産業用途に対応


Lepton XDSはSWaP(サイズ・重量・消費電力)に最適化した設計でUSB出力を標準搭載しており、バッテリー駆動機器や常時監視用途への組込みに適している。

(左:通常の赤外線カメラ画像・右:MSX技術を使い輪郭(エッジ)を鮮明にした画像)

想定されるアプリケーションは火災検知・予防システム、スマートインフラ監視、ロボット・無人プラットフォームのナビゲーション、EVバッテリー監視、産業機器の状態監視など幅広い。

ITAR非該当でグローバル展開も可能で、Leptonシリーズはこれまでに600万台超の出荷実績を持つ。

コーンズテクノロジーは組込み設計段階からの技術支援・量産移行サポートを含む包括的な国内サポート体制を提供する。



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