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デジコン編集部 2025.11.21

AirX社、大阪都心屋上でヘリコプターエアタクシーの運航実証を開始。空飛ぶクルマの社会実装へ

AirXは、オリックス、Soracle、日本航空、JTBとの共同企業体の一員として、大阪府の令和7年度「空飛ぶクルマ観光魅力促進調査事業」に採択され、2025年11月27日から30日までの4日間、ヘリコプターを活用した実証調査を実施する。

将来の空飛ぶクルマの運航を想定し、オリックス本町ビル屋上と桜島間のエアタクシー運航の検証と、ベイエリアや都市部を周遊する遊覧フライトの提供を行う。

直線距離約7kmを空で約6分で移動、片道8,800円から体験可能


今回の実証調査では、オリックス本町ビル屋上と大阪桜島臨時離着陸場の間の約7kmを片道フライトとして提供し、都市部における空の移動需要を検証する。

運航時間は11時から16時(離陸時刻)で、11月27日のみ午後のみの運航となる。

片道フライト価格は日程により異なり、11月27日が8,800円(税込)、11月28日が17,650円、11月29日が26,000円、11月30日が35,000円となっている。定員4名まで、相席でのフライトとなる。

さらに、大阪都心発で大阪のベイエリアや都心上空、仁徳天皇陵を巡る遊覧プランも展開し、新たな観光・エンターテイメント体験の可能性を探る。

遊覧フライトは15分間で、屋上発着の大阪市内周遊遊覧となり、1機貸切での販売となる。

遊覧フライト価格は11月27日が88,200円(税込)、11月28日が126,000円、11月29日が163,900円、11月30日が198,000円で、定員は4名までとなっている。

発着場所は、オリックス本町ビル屋上(最寄駅:本町駅)と大阪桜島臨時離着陸場(最寄り駅:ユニバーサルシティ駅または桜島駅)の2か所だ。

本調査事業は、空飛ぶクルマの観光分野でのビジネス化の実現に向け、運航ルートや離着陸場の条件等を調査することを目的に実施される。

AirXは、ヘリコプターやプライベートジェット、空飛ぶクルマ(eVTOL)の仕入れから販売・運用、ポート設置・運営、交通プラットフォーム開発までを一貫して担う次世代航空モビリティ企業で、空飛ぶクルマなど次世代航空機の登場によるエアモビリティ市場の急速な拡大を見据え、現在はヘリコプター運航やポートの開拓を推進している。




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