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鴻池組が建設ロボット技術を公開実験。スリーブ検査システム「スリーブリング」で検査時間大幅短縮

鴻池組は8月29日、茨城県つくば市の技術研究所で建設現場の業務効率化を図るロボット技術の公開実験を実施した。
人手不足が深刻化する建設業界において、省人化と業務効率化を実現する2つの技術を実用化レベルまで開発したことを発表した。
今回公開されたスリーブ検査システム「スリーブリング」は、鉄筋コンクリート造建物のスリーブ検査を自動化する技術である。

従来の検査は職員や協力会社作業員による手作業で行われており、数百カ所に及ぶスリーブの径や取り付け位置を確認するため膨大な時間と労力を要していた。
新システムではAIとAR技術を活用し、専用アプリをインストールしたタブレットと一般的なプリンターで印刷したARマーカーのみで検査が可能となる。
(スタッフィー動作イメージ)
検査結果はWebアプリを通じてリアルタイム共有されるため、遠隔地からの確認も実現した。
測量作業では2人1組で実施していた業務を1人で対応可能とする測量相番ロボット「スタッフィー」も同時に公開された。
このロボットには測量用スタッフを鉛直保持する機構や遠隔操作用カメラシステムが搭載されており、オペレーター1人での作業が可能となった。
人手不足が深刻化する建設業界において、省人化と業務効率化を実現する2つの技術を実用化レベルまで開発したことを発表した。
AIとARで検査時間を大幅短縮する新システム
今回公開されたスリーブ検査システム「スリーブリング」は、鉄筋コンクリート造建物のスリーブ検査を自動化する技術である。

従来の検査は職員や協力会社作業員による手作業で行われており、数百カ所に及ぶスリーブの径や取り付け位置を確認するため膨大な時間と労力を要していた。
新システムではAIとAR技術を活用し、専用アプリをインストールしたタブレットと一般的なプリンターで印刷したARマーカーのみで検査が可能となる。

検査結果はWebアプリを通じてリアルタイム共有されるため、遠隔地からの確認も実現した。
測量作業では2人1組で実施していた業務を1人で対応可能とする測量相番ロボット「スタッフィー」も同時に公開された。
このロボットには測量用スタッフを鉛直保持する機構や遠隔操作用カメラシステムが搭載されており、オペレーター1人での作業が可能となった。
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