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国総研、「建設DX実験フィールド」の運用開始へ

国土交通省では、インフラ分野の生産性や安全性の向上を図るために、インフラ DX の取組みを推進している。国土技術政策総合研究所では、この取組みの中で、無人化施工、自動施工、3 次元データ等の活用に関する産学官の技術開発の促進等に向けた研究施設として、「建設DX実験フィールド」を整備し、運用を開始すると発表した。
建設 DX 実験フィールドは、インフラ DX の推進に向け、無人化施工、自動施工、ローカル 5G を活用した遠隔操作、3 次元データ等を活用した計測及び検査等に関する技術開発に利用できる研究施設。「建設DX実験フィールド」では、約 2.6 万 m2の土工フィールドや実物大の出来形計測模型等を使用し、実際の建設施工現場を想定した実験を行うことができる。土工フィールドと出来形計測模型は、民間企業等にも利用を開放し、インフラ DX の推進に向けた技術開発を促進していく。
土工フィールド
⼟⼯フィールド全体でローカル5G等が使⽤可能。約26,000m2(⼟研※保有敷地約
6,000m2含む)の敷地を使って、i-Construction普及のかなめとなる最新の計測機器の実証・検証試験、建設機械の遠隔操縦⽤映像伝送試験、⾃動・⾃律施⼯の開発のための実証試験など、⼟⼯等に係る各種の実験、検証に利⽤することが可能。

出来形計測模型
施工現場を想定した実物大の模型を使用し、3 次元データ等を活用した
計測及び検査に関する実験及び検証を行うことができる。

定置式水平ジブクレーン
施工現場の負担となっている「大量の重い・長い物を運ぶ」作業の省力
化・負担軽減を目的とした幅広い工種の実験等に活用できる。

建設DX実験フィールドの特徴
建設 DX 実験フィールドは、インフラ DX の推進に向け、無人化施工、自動施工、ローカル 5G
5G
(ごじーふぁいぶじー)
2020年3月からスタートした、第5世代(5th Generation)無線移動通信技術の略称。第4世代より高速・大容量・低遅延・多接続になり、建設業界でも、建機の遠隔操作や現場での3D設計図データの編集、ドローンによる3Dデータのリアルタイム測量解析などの実現が期待される。
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土工
(どこう)
土の切り取り・盛り土・運搬など、土砂を扱う工事のこと。
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研究施設の概要
土工フィールド
⼟⼯フィールド全体でローカル5G等が使⽤可能。約26,000m2(⼟研※保有敷地約
6,000m2含む)の敷地を使って、i-Construction
i-Construction
(あいこんすとらくしょん)
i-Construction(アイ・コンストラクション)とは建設現場にICTを活用し、生産性アップをめざす取り組み。労働環境の改善や人材不足の解消をはかる。国土交通省が2016年から本格的にスタートした。
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出来形計測模型
施工現場を想定した実物大の模型を使用し、3 次元データ等を活用した
計測及び検査に関する実験及び検証を行うことができる。

定置式水平ジブクレーン
施工現場の負担となっている「大量の重い・長い物を運ぶ」作業の省力
化・負担軽減を目的とした幅広い工種の実験等に活用できる。

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