福岡県初の建設用3Dプリンタを導入。成央建設が八女市の道路復旧工事で実証へ

成央建設は、Polyuse社の建設用3Dプリンタを福岡県で初めて導入し、八女市の道路災害復旧工事での活用を開始すると発表した。

プレキャストブロックの現地製造で工期短縮

2020年7月の豪雨で被災した市道下辺春白木線の復旧工事において、3Dプリンタによるブロック製造を実施する。


特殊なコンクリート材料を使用し、複雑な形状のブロックを高精度で製造することが可能となる。

従来の型枠工法と比較して廃材が発生せず、環境負荷を低減できる。

工場での事前製作が不要となり、現地でのプレキャスト製造により工程の簡略化を実現する。


成央建設は1月14日に星野営業所で報道機関向け見学会を開催し、ブロック製造の実演を行う。

この技術導入により、建設業界の人手不足解消と工期短縮の新たなモデルケースを目指す。