オプティムがAI動画解析の新サービスを発表。保存映像の多角的分析を実現

オプティムは、保存済み映像データを多角的に解析できるAIサービス「OPTiM AI Camera Analytics」の提供を開始した。

世界初となる柔軟なAI解析システム

従来の映像解析サービスでは、新規カメラの設置や環境構築に多大なコストと労力が必要であり、用途が限定されていた。


本サービスは、直感的なグラフィカルインターフェースを通じて、ユーザーが独自のAI解析設定を行うことができ、1つの映像に対して複数の解析を試行することが可能である。

特に、複数のAIモデルをユーザーの設定に基づいて動画全編にわたり解析し、自動編集やタグ付け、フレーム分けができる点は世界初の試みとなる。

建設、製造など幅広い業界での具体的活用

製造業や建設現場では、業務中の危険行動を自動検出し、安全対策の立案に活用できる。


小売業においては、来店客の行動パターンや購買行動を詳細に分析し、マーケティング戦略の最適化が可能となる。

さらに、接客シーンを自動抽出することで、従業員の接客品質向上にも貢献する。

映像制作分野では、大量の映像データから必要なシーンを迅速に抽出し、編集作業の大幅な効率化を実現する。

高度なセキュリティと将来展開

システムは「OPTiM Edge」上で動作し、解析データはローカル環境内で保存されるため、高いセキュリティを確保している。


今後はクラウド型サービスも展開予定で、インターネット経由でどこからでもデータにアクセスできる環境の提供も計画している。