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デジコン編集部 2026.2.2

五洋建設とライト工業、熟練技を継承する「曲がり削孔AIガイダンス」を開発。若手でも熟練並みの精度を実現

CONTENTS
  1. 熟練の「カン・コツ」をAIがナビゲート
  2. 精度55%向上、時間20%短縮
五洋建設とライト工業は2026年1月、空港滑走路や重要建築物の直下を地盤改良する際に用いる「曲がり削孔」において、AIが操作を支援する「曲がり削孔AIガイダンスシステム」を共同開発し、実証実験でその効果を確認したと発表した。

経験の浅いオペレータでも、熟練工と同等の精度で施工が可能になり、作業時間も約20%削減できるという。

熟練の「カン・コツ」をAIがナビゲート


「曲がり削孔」は、地上から曲線状にドリルを進め、既存施設の真下を掘削できる技術だが、設計ライン通りに掘り進めるには高度な技能が必要とされていた。



今回開発されたシステムは、以下の2段階のAIプログラムでオペレータを支援する。

  • 現在位置の推定: 過去2,000m以上の削孔データと現在の操作データをディープラーニングで解析し、ドリル先端の現在位置をリアルタイムに割り出す。
  • 最適操作の指示: 設計ラインとのズレを修正するための最適な操作量を算出し、画面に表示する。

精度55%向上、時間20%短縮


現地実証実験において、経験の浅いオペレータがこのシステムを使用して32mの削孔を行ったところ、ガイダンス無しの場合と比較して、設計ラインからのズレを約55%低減することに成功した。

また、迷いのない操作が可能になったことで、作業時間も約20%短縮された。
(Gi-CIMでのリアルタイム表示)

さらに、五洋建設の3次元可視化ツール「Gi-CIM」と連携し、遠隔地からリアルタイムで進捗を確認することも可能になっている。





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デジコン編集部

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