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デジコン編集部 2026.1.26

大阪大学と協栄産業、「モップ感覚」で鉄筋を透視するハンディスキャナを開発。永久磁石法で水中探査も視野に

CONTENTS
  1. 永久磁石法で「水」と「手間」を克服
  2. 道路陥没や水道管の予防保全へ
大阪大学産業科学研究所の千葉大地教授と協栄産業株式会社(東京都大田区)らの研究グループは2026年1月22日、コンクリート内部の配筋状況を一度のスキャンで面的に可視化できるハンディサイズの鉄筋スキャナを開発したと発表した。

従来主流の電磁波レーダーが苦手とする「水」の影響を受けない独自の「永久磁石法」を採用。

約2.5kgの軽量ボディで、モップ掛けのように壁をなぞるだけで高速かつ正確な診断を可能にする。

永久磁石法で「水」と「手間」を克服


従来の電磁波レーダーによる非破壊検査は、湿潤したコンクリートや水中では正確な計測が難しく、また面的なデータを取るには何度もスキャンを繰り返す必要があった。


今回開発されたスキャナは、鉄筋が磁石を吸い寄せる性質を利用した「永久磁石法」を採用。磁気センサの差分を高感度に検出することで、水分の影響を受けずに鉄筋の位置や深さを特定できる。

また、多数のセンサを集積化したモジュールを内蔵しており、一度の走査で広範囲をマッピングできるため、点検効率が飛躍的に向上する。

道路陥没や水道管の予防保全へ


この技術は、電磁波が通じない水中での鉄筋探査も可能にするため、老朽化が進む水道管や、地下水による道路陥没リスクの診断などへの応用が期待される。

研究グループは今後、実地調査やモニター企業からのフィードバックを経て、1年以内のプロトタイプ完成と2年以内の量産販売を目指すとしている。




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