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デジコン編集部 2024.8.8

エッジAI搭載の「群れ」で働く「システム天井施工ロボット」共同開発。テムザックと鹿島

2024年7月17日、テムザックと鹿島建設は、6台のシステム天井施工ロボットの共同開発を発表した。このロボットは、オフィスビルの天井施工を効率化するために設計されている。


システム天井施工ロボットは天井ボード施工だけでなく、吊りボルトやTバー施工といった前工程もカバーする。

この多機能性により、足場の設置を大幅に削減できる。さらに、本設・仮設エレベーターでの搬入出も可能である。


テムザックの先進的な群制御技術を活用し、小型ロボットが協力して作業を行う。それぞれのロボットにはエッジAIが搭載され、各工程間で連携を図りながら効率的に施工を進めることができる。

各ロボットの役割



  • 吊りボルト施工ロボット: 吊りボルトを自動で取り付ける。
  • Tバー施工ロボット: Tバーの運搬・連結・固定を行う。3台1セットで作業を進める。
  • 天井ボード施工ロボット: 組み上がった骨組みに天井ボードを設置する。

エッジAIロボットは、それぞれのタスクを解析し、自律的に調整しながら遂行する。これにより、異なる現場環境にも柔軟に対応できる。

複数の小型ロボットを群れで動作させることで、施工現場の広さや搬入出条件に応じた柔軟な対応が可能となる。このロボットは既に国内の鹿島建設の現場で試験施工を行っており、今後も改良を続けていく予定だ。



参考・画像元:株式会社テムザックプレスリリース
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デジコン編集部

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