ニュース
デジコン編集部 2024.1.3

テラドローンと三井海洋開発、ドローンによるFPSO船体板厚計測で船級協会から承認取得

テラドローンは三井海洋開発と共同で、三井海洋開発がブラジルでオペレーションを行うFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)であるFPSO Cidade de Mangaratiba MV24において、ドローンによる原油貯蔵タンク内の船体板厚計測を2023年11月12日までに完了したことを発表した。

また、その計測方法について船級協会ABS(米国船級協会)の承認を取得した。

FPSOの原油貯蔵タンク内の検査は、暗く閉鎖的な空間での高所(約30m)作業が必要で、労働安全環境上の懸念事項となっている。

また従来検査では、作業員がおおよその板厚計測地点を紙に記録するため、定期検査で同一地点を毎回計測することが難しく、計測地点のトレーサビリティにも課題があった。

今回の検査では、超音波探傷検査機器を搭載したドローン「Terra UT Drone」を使用。

タンク内の安全区域からドローンが行う作業を監視するだけで、安全に検査を実施できるようになった。




また、板厚計測結果とともに、ドローンが撮影した検査映像や3次元点群データを取得可能となり、課題であった計測地点のトレーサビリティの改善を実現した。



参考・画像元:テラドローンプレスリリース
印刷ページを表示
WRITTEN by

デジコン編集部

建設土木のICT化の情報を日々キャッチして、わかりやすく伝えていきます。

建設土木の未来を
ICTで変えるメディア

会員登録

会員登録していただくと、最新記事を案内するメールマガジンが購読できるほか、会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。