岐阜県は2025年11月4日、ドローンを使ったツキノワグマの追い払い対策を実施すると発表した。クマが嫌がる犬の鳴き声や花火の音をドローンから出し、人間の生活圏から奥山へ追い払う取り組みだ。
岐阜県内では2025年度のクマ出没件数が10月末時点で836件に達し、すでに2024年度1年間の674件を大きく上回っている。
人身被害も4件発生しており、2024年度の3件を超える状況となった。こうした事態を受け、江崎禎英知事は記者会見で「住民が安心して生活できるよう、攻めの対策をやっていきたい」と述べ、新たな取り組みを開始する方針を示した。

具体的には人の生活圏から山に向かってドローンを飛ばし、クマが嫌がる犬の鳴き声や爆竹の音をスピーカーから出す。
さらに動物駆逐用煙火と呼ばれる追い払い花火を発射し、クマを人里に近づけないようにする仕組みだ。
実施対象は本年度にクマによる人身被害が発生した高山市、飛騨市、中津川市、白川村となる。地元関係者や猟友会と調整しながら、ドローンの台数や飛行ルートを決定していく計画だ。
出没件数が昨年度全体を上回る状況を受けて攻めの対策へ転換
岐阜県内では2025年度のクマ出没件数が10月末時点で836件に達し、すでに2024年度1年間の674件を大きく上回っている。
人身被害も4件発生しており、2024年度の3件を超える状況となった。こうした事態を受け、江崎禎英知事は記者会見で「住民が安心して生活できるよう、攻めの対策をやっていきたい」と述べ、新たな取り組みを開始する方針を示した。

具体的には人の生活圏から山に向かってドローンを飛ばし、クマが嫌がる犬の鳴き声や爆竹の音をスピーカーから出す。
さらに動物駆逐用煙火と呼ばれる追い払い花火を発射し、クマを人里に近づけないようにする仕組みだ。
実施対象は本年度にクマによる人身被害が発生した高山市、飛騨市、中津川市、白川村となる。地元関係者や猟友会と調整しながら、ドローンの台数や飛行ルートを決定していく計画だ。
WRITTEN by
建設土木のICT活用など、
デジコンからの最新情報をメールでお届けします